ガリバーの中古車は高いって本当?値引き事情や評判を徹底調査

ガリバー中古車高い

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ガリバーは、日本全国に約460店舗を展開し在庫車両も3万台を超える、日本の中古車業界でリーディングカンパニーといえる存在です。

そんなガリバーですが、ネットやSNSを見ると「ガリバーの中古車は高い」といった口コミが多く見られます。

口コミだけを見ているとガリバーで中古車を買うことに迷いを感じそうですが、実際にその通りなのか気になるところです。

この記事では、多くの口コミや実例などを総合的に俯瞰したうえで、ガリバーの中古車販売の実態を徹底調査していきます。

なお、買取で損をしないためのポイントは「出来るだけ多くの見積もりを比較するか」ですが、そんなときにおすすめなのが「カーセンサー」の一括見積もりサービスです。

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ガリバーの中古車が高いと言われる理由

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ガリバーの中古車が高いと言われる理由を調べていくと、共通するいくつかの特徴があることが分かります。

つまり「火が無いところに煙は立たぬ」ということですが、なぜガリバーの中古車販売が叩かれるのか、その理由について考えてみましょう。

 

販売価格がライバル業者より高め

ガリバーの中古車が高いといわれる原因の一つは、同じ車種の同じ年式で走行距離も近い中古車を比較すると、提示金額が実際に高い傾向があるからです

実際に軽自動車で人気のN-BOXカスタム・EXターボを調べてみたところ、事故歴なしで走行距離1.3万kmの個体で、中古車販売のN社で179.9万円だったのが、ガリバーでは211.9万円の車両本体価格となっていました。

一般的に中古車販売店は、オークションで仕入れた中古車を売るのに対し、ガリバーは自社で買取りした車をダイレクトで売っています。

そのため「鮮度が良い」と言われていますが、実際はユーザーから買い取ってすぐの車とオートオークションで仕入れた車に大差はないそうです。

そんなイメージを利用してか、買取価格に一定額を乱暴に上乗せしているらしく、結果として新車価格を上回るという笑えない事態も発生しています。

話によるとガリバーの販売価格が高めに設定している理由は、「ガリバーは安売りしない」というブランド戦略らしく、それが悪評を生む原因の一つです。

 

ガリバーの諸費用は高い

ガリバー諸経費高い

ガリバーが高いという口コミを見ていくと、群を抜いて多いのが「諸経費が高すぎる」というものです。

新車を購入しても法定費用や手続費用などの諸費用はかかるのですが、ガリバーが高いと言われる理由はどこにあるのでしょうか。

ちなみに「納車待ち4年以上」で話題になったトヨタ・ランドクルーザーのGRスポーツの諸費用で約40万円なので、ガリバーの「諸経費」とやらが高いことが分かります。

ガリバーの店頭に並んでいる中古車価格は、車両本体価格だけの表示になっているので、いざ見積もりを取ると驚くことになります。

ガリバーの諸経費には、一番安い「NOパッケージ」から、10年保証やコーティングをてんこ盛りにした「フルサポートパック」まで5つのパターンがあります。

一番安い「NOパッケージ」でも25万円以上するうえ、ガリバーがウリにしている10年保証にも裏があって、そのため「2年毎の車検をガリバーで受ける必要がある」という条件には注意が必要です。

このようにガリバーは、車検すら怪しく任せるのも躊躇するレベルなので、10年保証の意味を成していないといえます。

また諸経費とは別の話になりますが、ガリバーで中古車を買うときにカリバーの提携ローンを組むと、非常に高い金利なので気を付けましょう。

例えば横浜銀行の「マイカーローン」の金利は0.9%~2.4%ですが、ガリバーのオートローンは9.89%(ガリバー公式サイト:2023年2月1日現在)となっています。

 

ガリバーで買って悪かったという評判

カリバーの中古車が高いといわれる理由は、「実際に値段が高い」という事実と、謎の諸経費に加え「ぼったくり」と思えるほどの高金利ローンにあります。

その評判に花を添えるかのごとく言及されるのが、「酷い車を買わされた」や「騙された」といった口コミです。

これはかなりひどい事例ですが、事故車を修理履歴なしとして売りつけるとは言語道断でしょう。

先ほどもガリバーは自社買取りした中古車を販売しているといいましたが、それは良いとして買取った車を整備もせずに売っているケースが多く見られます

ホンダの創業者である本田宗一郎氏は、「おれたちのつくる商品は人命にかかわるものなんだ。それをないがしろにする人間は絶対に許せない」と言ったと伝わりますが、ガリバーのこのような中古車販売をどう思われるでしょうか。

このような安全軽視と利益至上主義と受け取られるような行為は、長い目で見るとガリバーだけではなく、中古車業界への不信につながるのではと危惧します。

 

ガリバーの中古車が高い理由をガリバー目線で考える

ガリバー事情

カリバーの中古車が高いといわれる問題ですが、ここまでは利用者側の目線で見てきました。

これをガリバー側の視点で見ると、いったいどのような解釈ができるのでしょうか。

なんとなく「ガリバーの反論」といった感じになりますが、あくまでユーザー目線を忘れずに考えてみることにします。

 

他社よりしっかりケアして売っている

カリバーの中古車は、諸経費のオプション加入が必要ですが、ガリバーでは法律で定められている「法定点検」の56項目にプラスしてガリバー独自の82項目もの「クオリティ点検」を実施します。

また建前上の話では、ガリバーで販売している中古車は全て「事故歴・修復歴なし」の中古車ということです。

このようなアピールポイントがあるからこそ、同業他社よりも高い価格で販売しているのですが、どうも怪しい評判ばかりで疑問を感じます。

噂には上がっていましたが、グーグルマップのレビューにガリバーのステマが入っているのは確かなようです。

 

新鮮な中古車を売っている

新しい中古車

これは先ほども触れたことですが、ガリバーは買取った車を直接販売することで、より新鮮な状態でお客様にお届けすることをアピールしています。

確かにガリバー公式サイトを確認すると、「ガリバーでは在庫管理を徹底し、一定期間売れなかったクルマは、業者向けのオークションに売却しています」とあります。

つまり買取ってから長い間、野晒しで置いておいた中古車がないので、買取時と状態は変わっていないというアピールです。

しかし保管がしっかりしていれば、買取時からそれほど劣化することはありません。

むしろ販売店でどのように扱っているのかが大事で、このような事例を見てしまうと心配になります。

 

お客様のためのサービスの数々

ガリバーの中古車販売で公式サイトでもアピールしているのが、保証サービスや返品サービスといったものです。

保証サービスに関しては「過去にどんな使われ方をしているか分からないため、新車を買う以上に不安なのが中古車の購入です。そんな不安を取り除き、またいざという時に修理代が大きな負担にならないよう、国産車最長10年の保証(有償)をご用意しております」と謳っています。

どうも10年保証は、素直にお客様のためなのか疑ってしまいます。

一方でガリバーの返品サービスですが、一定の条件を満たせば納車後100日以内の(輸入車は50日以内)返品を、車両価格の5%で受けるという内容です

これは評価できるサービスといえますが、返品可能な主な条件は以下のようになっています。

走行距離 納車時から増加が3,000キロ以内
キズ、ヘコミ 5cm四方以上のキズ・ヘコミがない(納車時にあったものを除く)
事故(週履歴) 納車後に事故を起こしていない
付属品等 納車時に付いていた機能・機器がついている
使用方法 通常の使用方法以外(レース・ラリー等)の用途で使用していない

 

ごく普通に乗っている分には、どれも難しい条件ではありません。

中古車では、一定の割合で外れ車両が流通しているので、中古車とはいえ高い買い物で、このようなサービスがあるのは高い評価ポイントといえるでしょう。

この対策経費として、他の部分で高い利益を上げている・・・と言えなくもありません。

 

ガリバーで中古車を買うメリットはあるのか

ここまで調べてくると、圧倒的に悪い評価のほうが多いのですが、それを踏まえてガリバーで中古車を買うメリットはあるのでしょうか。

ユーザーが中古車を買う理由は、たんに安い車をすぐに手に入れたいものや、特定のモデルを探すなどのケースや、様々なことが考えられます。

このことを踏まえて、ガリバーで中古車を買うメリットを考えてみましょう。

 

保証は充実しているのは確か

ガリバーの保証では、「100日以内の返品を受け付け」というサービスが、他の度のサービスよりもメリットが大きいといえます。

中古車の購入では、故障歴や修理歴がなかったとしとしても、不具合が出るリスクが新車より格段に高いものです。

カーセンサーなどのサイトで中古車を眺めていても、それほど安い買い物ではないので、万が一のことを考えると返品可能なことは安心感につながります。

乗ってみて「思っていたのと違う」ということは、中古車ばかりか新車にもあることです。

一方で運転してみて異変に気がつくのに数日で事足りるでしょう。

このサービスが存続する限り、ガリバーで中古車を購入するメリットはあるといえます。

 

意外と値引きに応じてくれる

高い高いと言われるガリバーの中古車ですが、必ず最初の提示価格で売りつけるわけではありません。

元値が高い表示だからといえばそれまでですが、案外と値引き交渉には応じるようです。

車両本体価格に対してこの金額は凄そうに見えてしまいますが、よく考えると諸経費が高すぎのような気もします。

 

豊富な在庫で希望の車を探しやすい

希望の車を見つけやすい

ガリバーで中古車を買う、というより探す最大のメリットは、常時3万台を超える豊富な在庫から、希望のモデルを探せる可能性が高いことでしょう。

とくに希少車やスポーツモデルなどは、だんだんと探し出すのが難しくなっています。

逆にいうと、新車販売台数が多い人気モデルの場合は、ガリバー1社に絞るよりは、カーセンサーなどのサイトを利用しながら条件の良い1台を探す方が良いでしょう。

数が少ないモデルは、台数が多くなければ見つけることは困難です。

しかし希少車が見つかったとしても、頑なにガリバーを拒否する方も存在していますので、気になる方は必ず実車はチェックしましょう。

 

ガリバーの悪い評判の検証

ガリバーの悪い評判

ガリバーに対しては、悪い口コミや評判が多いことが事実ですが、ここまでは中古車の値段であったり、販売車両の品質に関するものであったりでした。

実はガリバーの評判では、スタッフのサービスや応対、そして車の取扱いに関するものも多数見られます。

ここからは少し確度を変えた悪評を検証してみます。

 

スタッフが最悪

ガリバーの評判では、スタッフの対応が悪かったという声が多くみられるのですが、大別すると態度に関するものと、車の知識がなさすぎるというもの、そして人を騙そうとするといったものに分かれます。

実はこのようなケースは、新車ディーラーでもありがちなことで、教育の問題だと思いますが、見込み客じゃなければ対応が雑なのでしょう。

もともとガリバーは、車買取をメイン業務にして成長してきた企業で、全国に国に約460ある店舗もほとんどが買取業務を主にしたものです。

そのため大規模店以外は在庫車両も限られていて、希望車両があったとしても多くの場合他店の在庫を画像で確認しながら購入することになります。

そのとき知識のないスタッフ相手だと、知りたいことも説明不足になりがちになるようです。

まさに「買っていただく」ではなく「売りつける」といったところでしょうか。

ただガリバースタッフの名誉のために言っておきますが、けっして悪いスタッフばかりではなく、評価される事例も多いことは付け加えておきます。

 

車両の保管が雑だとの噂も

ガリバーの保管

 

ガリバーの口コミでは、「中古車の保管が雑過ぎる」という声も見られます。

これは店舗ごとの問題なのか会社全体の問題なのかわかりませんが、中古車は売りつけて終わりのものではないので、品質管理のうえでも在庫車両の取扱いには注意して欲しいものです。

余計なお世話かもしれませんが、商品を大事に扱うのは物売りの基本といえることです。

中古車販売業は、在庫車の管理状況が外からひと目で分かるので、基本がなっていないと判断できます。

 

ガリバーの運営会社は?

中古車売買の大手ガリバーの運営は株式会社IDOMですが、普通の人にとってはあまり聞き覚えのない社名ではないでしょうか。

それもそのはずで、2016年7月までは株式会社ガリバーインターナショナルという商号でした。

鬼電問題はどうかと思いますが、株式会社IDOMは東証プライム市場に上場している、本来ならば立派な会社です。

 

運営会社情報(2022年2月現在)

商号 株式会社IDOM
本社所在地 東京都千代田区丸の内2丁目7-2 JPタワー26階
代表者 羽鳥由宇介・羽鳥貴夫
資本金 41億5,702万円
売上高 3,067億円(連結:4,595億円)
従業員数 3,725名(連結:4,464名)

 

まとめ

まとめ

ガリバーの中古車が高いという評判を、様々な視点から調べてみましたが、噂というより真実が多く含まれていました。

ガリバーの理念の中に「不透明だった中古車業界を正す」といった内容がありましたが、残念ながら今のガリバーは透明感が足りないようです。

中古車とはいえ消費者にとっては高い買い物なので、最初からガリバー1社で車探しをするよりは、カーセンサーなど複数社の中古車を比較できるサイトを利用して、最高の1台を探してはいかがでしょうか。

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