軽バンはどれが良い？おすすめの車種を徹底比較！

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車の定義でいえば「軽自動車のワンボックスカー」が軽バンで、荷物を多く積載することに特化して発展した車種です。

商用車というイメージの強い軽バンですが、アウトドアシーンでも注目され静かな人気を呼んでいます。

本記事では、軽バン選びの基本を学びながら”貴方にピッタリ”なおすすめのモデルを徹底比較します。

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軽バンの魅力と特徴とは？人気の秘密に迫る

軽バンは「荷物の運搬」という働く車としての機能性を最重視している車で、驚くほど快適性より実用性が前面に出ています。

そんな軽バンがパーソナルユースで注目されたのは、その高すぎる機能性が評価された結果です。

まずは軽バンの基本的な特徴と人気の高まった理由について、デメリットも含めて考えてみます。

軽バンとはどんな車種なのか

最初にも説明したとおり軽バンとは「軽自動車のワンボックスカー」で、以下のような軽自動車の規格内（1998年10月以降）に収めるための努力の結晶です。

特にボディサイズの制約がポイントで、これを満たしながら積載量を確保するため軽バンはキャブオーバー型、もしくはセミキャブオーバー型のスタイルです。

軽バンは、小型貨物自動車登録（4ナンバー）なので後部座席の居住性などはほとんど無視されています。

この軽バンで最初に成功を収めたのは1961年に発売されたスバル・サンバーで、今でも「赤帽＝サンバー」というイメージが強いくらい支持された軽バンです。

かつては殆どの国内自動車メーカーが製造していた軽バンですが、儲からない車種なので今ではダイハツ、スズキ、ホンダの3メーカーだけが製造を続けています。

維持費が安く運転しやすい

当たり前のことですが、軽バンは軽自動車規格で作られているので小回りが利き、どんな狭い道も苦にしない取り回しの良さが大きな魅力です。

軽バンは大都会の小口貨物運送を下支えしている存在なのでこんなことは当然なのですが、改めて価値の高さを思い知らされます。

それに加え軽バンは小型貨物自動車登録（4ナンバー）なので、商用タイプの軽自動車より維持費が多少安上がりです。

乗用タイプの軽自動車の税金は10,800円なのに対し、商用車登録の軽バンの軽自動車税は5,000円（自家用車登録の場合）という安さで、これだけでも魅力的な選択肢だといえます。

荷室が広く自由にアレンジできる軽バン

軽バンの魅力は、後部座席などを捨て去って荷室の機能性を軽自動車規格内で最大限高めている割り切りの良さにこそあります。

元々が商用車として開発されているので、大きな開口部をもち荷物の積み下ろしが楽な点は乗用車との大きな違いです。

軽自動車なのに普通にバイクが積載できることは大きな魅力ですし、一部では「ジープ・ラングラーより実用的」と評価されています。

軽バンが注目を集めた大きな理由は、広い荷室を活かした「車中泊ブーム」で、実用性に振り切った点がウケている理由です。

秋のアオリイカ釣行に向けて、軽バンの車中泊カスタムDIY！！
ランディングネット・磯靴・その他・濡れ物を収納する為にスライドレールで収納BOXを作ってみた！
(※完成度は自己満です！)

次回は木目塗装と右のスペースに隠しスライドテーブル&床下収納を作成予定！#車中泊 #エブリィ #DIY #釣り車 pic.twitter.com/7PRrWwuEfV

— guresan🐟(グレさん)🐟 (@Namagure3) August 18, 2024

このような車中泊のためのDIYなども軽バン人気を後押ししています。

軽バンのデメリット

軽バンは多くの荷物を運ぶことを最優先している車種なので、快適性を求めたら大きな失望を味わうことでしょう。

軽バンは働く車としての機能性が求められる車種で、普通の感覚で買ってしまうと後悔することが必定です。

働く車だということは、車を製造している自動車メーカーとしても、少しでも安く提供しようとしているわけで、快適性は考慮されていません。

また軽バンのメリットだと思われている維持費についても注意が必要で、乗用タイプより自動車保険が高い傾向があります。

それに最初の車検が2年後にやってくるなど、安易に考えていると「こんなはずじゃなかった！」という結果になりかねません。

ペラペラ外装にうるさい音、お尻が痛くなる地心地などは覚悟しておく必要があります。

現在手に入る新車の軽バン車種の特徴

働く車は利幅が小さく、今では軽バンの選択肢もかなり少なくなったのですが、それでも選ぶことのできる軽バンを1車種ずつ見ていくことにしましょう。

ダイハツ・ハイゼットカーゴ

出典：ダイハツ公式サイト

軽自動車界の二大巨頭の一つダイハツですが、残念なことに最近の話題といえば不正問題ばかりになっています。

とはいえダイハツの軽バンは大ヒット作「ハイゼットカーゴ」で、不正問題とは全く別にかなりのポテンシャルを持っている1台です。

ダイハツ・ハイゼットカーゴの歴史は古く、1960年に初代モデルが登場して以来ダイハツで一番古いモデル名となっています。

現行型ハイゼットカーゴは2004年12月にデビューした11代モデルで、室内スペースの広さだけではなくフックの多さなど使い勝手の良さが魅力です。

ハイゼットカーゴには、後部にちょっとだけデッキを配置したモデルもあり、以下のようなグレード構成と価格になっています。

スズキ・エブリイ

出典：SUZUKI公式サイト

スズキの軽バン「エブリイ」は、もとは軽トラック「キャリイ」のバンモデルとしてデビューしました。

軽バンのエブリイとして独立車種になったのは1982年のことで、現行型は2015年に登場した6代目モデルです。

ちなみにスズキの「エブリイワゴン」はエブリイの乗用車モデルで、積載能力を犠牲にして快適性を高めています。

このエブリイですがクラストップレベルの積載性と、力強い加速性能が特徴です。

ライバルのハイゼットカーゴがエブリイを研究し尽くして登場したモデルなので、細かい点で劣るのは仕方のないことでしょうか。

エブリイのグレード構成は以下のとおりですが、価格面でもダイハツがエブリイ対策を打ったことが分かります。

ホンダ・N-VAN

出典：HONDA公式サイト

ホンダ「N-VAN」は、軽商用車の「新しい姿」を目指して開発された意欲作で、助手席側は商用車らしからぬピラーレス構造となっています。

余計な柱をなくしたことで、全開にすると1,580mmという巨大な開口部が現れ、大型の荷物の積載性が抜群です。

N-VANの特徴を一言でいえば「軽バンとハイトワゴン、商用車と乗用車の中間」といったところで、パーソナルユースを強く意識したモデルだといえます。

そのためか乗用車的な用途で購入した方から、「シートが疲れやすい」とか「内装がチープ」という不満の声も聞かれます。

N-VANのグレード構成は以下のとおりですが、価格が高めなのも残念な点でしょうか。

スズキ・スペーシアベース

出典：SUZUKI公式サイト

スズキにはエブリイという立派な（？）軽バンがあるのですが、2022年8月に新たに投入された軽バンが「スペーシアベース」です。

このスペーシアベースは明らかにダイハツ・アトレーを意識したモデルで、コンセプト的にもアトレーと同じ「軽バンと乗用のハイトールワゴンの良いとこ取り」といった出来になっています。

それは「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」というコンセプトにも表れており、あえて商用車規格にしたといえるでしょう。

価格帯としても通常の軽バンより高めとなっていて、アウトドア用の使用に適した1台です。

ダイハツ・アトレー

出典：ダイハツ公式サイト

ダイハツ「アトレー」は、商用バンのハイゼットを乗用車としたのが始まりで、2021年まで生産していた5代目モデルまでは”ほぼ商用車“といった乗用モデルでした。

そのアトレーが2021年12月のフルモデルチェンジを機に、なぜか商用車規格へ回帰したのにはダイハツの深い意図があります。

ダイハツの言うところでは、「アトレーはほとんどが2人乗りまでで、後ろに趣味のためのものをたくさん積みたい人が選ぶクルマ」になっていたようです。

つまりアトレーは完全な趣味車として生まれ変わったわけで、実質的には乗用モデルだといえます。

価格的にも軽バンより高く、軽スーパーハイトワゴンより安いという絶妙な設定となっています。

中古の軽バンまで選択肢を広げてみよう

現在進行形で新車販売されている軽バンは、ここまで紹介してきた5車種のみですが、中古車まで範囲を広げれば買える軽バンの選択肢はドーンと広がります。

そんな考え方をした場合の選択肢と中古車ならではの注意点について、失敗例を交えながら説明します。

選択肢が非常に多い軽バン

かつては多くの軽バンが販売されていたのに最近車種が減った理由は、需要が大きく減ってしまいメーカーにとって旨味がなくなったからです。

しかし中古車まで視野を広げれば、まだまだ選べる軽バンは多いので趣味車としてはむしろオススメとさえいえます。

現在は生産終了となっている軽バンのなかで、中古車市場で買える主なモデルは以下のとおりです。

また、現在も生産している軽バンはOEMモデルとして他メーカーにも供給されていて、本家モデルより値引き幅が大きい傾向があります。

中古軽バン選びはコンディションに注意

軽バンは典型的な「働く車」なので、中古車を買い時にはコンディションがどうなのか注意が必要です。

建築系の職人さんが使用していた軽バンだと、車内に棚を設置するため穴を開けているなどは普通のことで、ルーフの上なども要チェック（特に錆）かもしれません。

商用車の宿命ですが、ラフな使い方をされていて”タバコ臭”は当たり前にあるので、実車を確認しないまま購入するのは自殺行為です。

これは言い過ぎかもしれませんが、軽バンの中古車は高確率でタバコ臭を覚悟しなければなりません。

軽バンを手に入れるときの注意点

軽バンは非常に使い勝手の良い車種で、道具として考えれば最強レベルの選択肢かもしおれません。

ただ、イメージだけで軽バンに飛びつくこと高確率で後悔するので、ここからは軽バンの注意点について考えてみます。

本当に自分の用途に合っているのか考えよう

軽バンを買った方で後悔する人の特徴は「何も考えていない」人で、当たり前に商用車だということを無視して後悔しています。

まずは軽バンが必要なのか十分検討し、それでも必要だと判断してから車種選びに進みましょう。

このようにサイズが合っていなければ後悔するのは当たり前で、自分の用途を考えてから軽バンに選択肢を延ばすべきです。

中古車の場合は外れ軽バンに注意

軽バンは「働く車」として使用されていることが一般的で、それは痛んだ中古車が多いということを意味しています。

つまり値段だけで軽バンの中古車を買ってしまうと、バカにならない確率でハズれの地雷を引いてしまいます。

これを避けるためには、できるだけ多くの中古車を比較することが重要ですが、そのために何をすれば良いのか・・・は、次に解説します。

カーセンサーを利用してお得に軽バンをゲットしよう

引用：カーセンサー

基本的に仕事用で選ばれることの多い軽バンですが、最近注目度が上がっているのはアウトドア用として便利だと知られたからです。

そのため相場の上がってしまった軽バンは、安く買うための工夫をする必要があり、そのためのオススメはカーセンサーを利用することかもしれません。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、販売業者によって当たり外れが多い軽バンであっても良い業者を見つけやすく、ハズレくじを引かないためにもカーセンサーを利用して査定の差を比較しましょう。

また迷惑業者の選別ですが、カーセンサーで車の情報と郵便番号を入力すると査定依頼が可能な業者が一覧で表示されるので、悪評の高い業者のチェックを外すことがオススメです。

まとめ

最近になって実用性の高さから注目度が高まっている軽バンは、最終的には快適性を犠牲にしながら趣味性を重視する選択です。

快適性に目をつぶりさえすれば非常に長く乗れる軽バンは、コスパ重視なら最強の選択肢名で本記事を参考にして最高の愛車を探しましょう。

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