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マツダRX-7の中古はヤバい?買取相場と査定口コミを徹底調査
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かつてはマニアックでスポーティーな車を製造する自動車メーカーというイメージの強かったマツダですが、そのシンボル的存在だったのがロータリースポーツ「RX-7」です。
生産終了から20年以上経ったRX-7の中古車はヤバいのか、買取相場と査定に関する口コミを徹底調査してみました。
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目次
現在手に入るRX-7の中古車と歴代モデル

マツダRX-7は、同社が社運をかけて開発したロータリーエンジンを象徴するスポーツカーで、レシプロエンジンへの優位性を失ったことで生産を終了しました。
3代に渡るRX-7の各モデルは未だに現役で走行している個体もありますが、まずは各モデルの特徴と中古車相場を確認してみましょう。
3代目RX-7(FD型・後期型)
最後のRX-7となった3代目モデルは、モデルサイクル中に複数のマイナーチェンジを受けており、1999年1月登場の5型と2000年9月登場の6型は、併せて後期型といわれています。
3代目RX-7の型式は「FD3S」なので巷ではFD7の後期型とされ、今手に入るRX-7では最も高年式(それでも1999~2002年式)な個体です。
このモデル最大の特徴は、最高出力を280psまで向上させたロータリーエンジンにあります(タイプRBは265ps、ATモデルは255ps)。
FD型・後期型の新車価格は2,898,000円(5型タイプRB)~3,998,000円(6型スピリットRタイプB)でしたが、現在の中古車価格は以下のような高価格です。
| 流通台数 | 中古車価格 |
| 約60台 | 407.1万円~1,530万円 |
価格帯が安めのモデルは改造車や極端な過走行なものが多く、ノーマル車やスピリットRなどはかなり高価格で取引されています。
3代目RX-7(FD型・中期型)
1996年1月にマイナーチェンジを受けた3代目RX-7(4型)は、マツダの販売チャンネル整理にともない「アンフィニRX-7」から「マツダRX-7」へ車名が変更されました。
中期型といわれるこのモデルは、CPU制御が8ビットから16ビットに強化され、吸気系の配管の変更やブースト圧の向上によりMT車の最高出力が+10psの265psへ増加しています。
また目に見える変更点として、リアのコンビネーションランプが丸型3連式に変更されました。
| 流通台数 | 中古車価格 |
| 約10台 | 315万円~637.8万円 |
中期型RX-7の中古車は、価格高騰前に購入されカスタマイズされた個体がほとんどで、ノーマル車を見かけることは稀です。
3代目RX-7(FD型・前期型)
1991年12月にフルモデルチェンジをうけデビューした3代目RX-7は、それまでのサバンナという呼称ではなく「アンフィニRX-7」という車名になりました。
マツダの身の丈を超えた多チャンネル化は、その後の経営危機へと繋がるのですが、RX-7はアンフィニ店のフラッグシップモデルとなります。
一気に3ナンバーサイズとなり、類似デザインの見当たらないグラマラスなスタイルは今見ても色褪せません。
1995年までの3型までが前期型と呼ばれますが、さすがに古いモデルで流通する中古車も見られなくなっています。
| 流通台数 | 中古車価格 |
| 1台 | 応談 |
中古車市場に出回っていないだけで相応の数が現役のはずですが、350万万~500万円が相場となっています。
2代目RX-7(FC型)
1985年10月から1991年12月まで販売されていた2代目「サバンナRX-7」は、FC3Sという方式からFCセブンと呼ばれることが一般的です。
この2代目RX-7から654cc×2ローターの13Bエンジンとなり、185ps(1989年4月のマイチェン後は205ps)と高出力となりました。
そのスタイルは当時のポルシェ944とあまりにも似ていたことから、先代モデルから言われていた「プアマンズポルシェ」という言葉が浸透する結果となっています。
今からふり返ると、5ナンバーサーズに収まるハイパワースポーツカーがあったことに驚きですが、RX-7らしさを堪能できるモデルです。
| 流通台数 | 中古車価格 |
| 約30台 | 177.6万円~886万円 |
30年以上前のモデルなのに意外と中古車が見当たるのは、FDセブンより5倍以上の販売台数があったからでしょう。
初代RX-7(SA型)
1970年代中盤の日本自動車界は厳しい排出ガス規制への対応に追われ、魅力的なスポーツモデルは消えていた時代です。
そんな1978年3月に登場したのが初代「サバンナRX-7」ですが、かなり大きなインパクトを与えました。
サーマルリアクター方式による再燃焼システムにより排出ガス規制に適合し、規制以前のスポーツモデルの走行性能を回復させたのです。
また、ワイド&ローのスタイリングに斬新なガラスハッチ、そしてリトラクタブルヘッドライトの採用は大きな反響を呼びました。
初代RX-7は1985年10月まで販売が続けられ、実に47万台以上が生産されています。
| 流通台数 | 中古車価格 |
| 6台 | 348万円~750万円 |
中古車相場から見えてくるRX-7の価値を知ろう

RX-7の生産終了から20年以上が経過した現在、RX-7はすでに希少車となっていて、それは中古車価格をみても明らかです。
つまり状態による差があるとはいえ、RX-7というだけで相当の価値があります。
ここからは、中古車相場から見えてくるRX-7の真の価値について掘り下げてみましょう。
完全にプレミア価格の骨董品となったRX-7
RX-7の中古車がここまでプレミア価格が付いている理由の一つが、一時期まで新車登録から25年経過したスポーツカーがアメリカへ大量流出したことによります。
高くない値段で買取った往年のスポーツカーを高値でアメリカへ輸出していたのです。
この結果、日本国内で流通するRX-7の中古車が数を減らしてしまい、日本においてもプレミア価格の付く高額骨董品となってしまいました。
未だにRX-7の中古車を欲しいと思っている人に比べ、販売できる個体が少ないことは、RX-7オーナーであればしっかり意識しましょう。
現実的な売買はFD型RX-7が中心
アメリカでのネオクラシックカーブームは、かなり投機バブルという側面が大きいのですが、日本での販売はRX-7をドライブしたい人向けの販売です。
その観点から考えると、現実的に売って問題のないRX-7は3代目モデルのFD3S型がメインになります。
ただ、そのFD型RX-7ですらクラシックカーの領域に入りつつあるので、もし売るつもりのあるRX-7オーナーは車の状態をしっかり把握しておくことが重要です。
初代と2代目モデルは好きものでなければ維持できないレベル
未だに初代RX-7や2代目RX-7に乗っているオーナーさんは、かなりの維持費をRX-7へ注いでいることでしょう。
当然好きで乗っているはずですが、いつかライフスタイルと合わなくなる日がやってきます。
そんな日が来ることを考えれば、高値で売れるうちに売却を検討するのも選択肢の一つです。
すでに2代目モデルまでは、数少ない部品の奪い合い状態になっているので、これからさらに維持費が高騰します。
RX-7の買取相場と高く売るためのコツ

RX-7はかなりの価値があることは理解できたと思いますが、高く売るためにはコツが必要です。
そこでRX-7の買取相場を確認することで、実は恐ろしい落とし穴があることを確認しましょう。
3代目RX-7のグレード別買取相場
ここでは3代目RX-7はのグレード別買取相場を確認しますが、2代目モデルまでであったとしても売却時の注意点は変わりません。
| グレード | 買取相場 |
| タイプRB | 60万円~310万円 |
| タイプR | 180万円~290万円 |
| タイプRS | 180万円~431万円 |
| スピリットRタイプA | 452万円~475万円 |
一見すると高く売れるように思えますが、RX-7の中古車販売価格と比べれば安く感じないでしょうか。
一般的に中古車販売店が買取った車両やオークションで仕入れた車両に上乗せする利益は、10~30%だといわれています。
RX-7スピリットRタイプAの中古車価格は1,000万円前後しており、油断すると安く買い叩かれることが分かるでしょう。
ネク◯テージでおじいさんが所有してる市場価格600万円くらいの車庫保管ワンオーナーのRX-7を出張買取査定。
100万円提示して喜んで売ってくれたって話は聞いたな
どうやら売却価格-買取価格=利益の何%かが営業のインセンティブとして入るらしいから営業としても安く買い叩きたい心理になるんだろうな— 坂本さん (@sakasakamototon) July 21, 2023
特に自社で販売するノウハウのない中古車買取業者ほど、RX-7の価値を正しく判断できない可能性が高まります。
3代目RX-7の年式別買取相場
RX-7は運転が好きなオーナーがほとんどなので、中古車の走行距離も長くなる傾向があります。
走行距離が短いほど買取査定額が高くなる傾向がありますが、RX-7の走行距離別の買取相場を確認してみましょう。
| 走行距離 | 買取相場 |
| 4万~5万km | 249.9万円~521.5万円 |
| 5万~6万km | 254.9万円~424.7万円 |
| 6万~7万km | 223.7万円~409.4万円 |
| 7万~8万km | 233.6万円~371.9万円 |
| 8万~9万km | 218.9万円~346.2万円 |
| 9万~10万km | 217.9万円~335.6万円 |
| 10万~11万km | 179万円~370.7万円 |
| 11万~12万km | 205万円~372.5万円 |
| 12万~13万km | 200.3万円~280.6万円 |
| 13万~14万km | 205.4万円~319.7万円 |
よくRX-7に関しては「ロータリーエンジンに過走行は良くない」などという意見を目にしますが、エンジンなんてオーバーホールすれば済む話です。
真に問題なのは、ゴム・ブッシュ類や足回り、エンジンマウントや金属疲労・錆の方で、これが旧車の泣き所なのかもしれません。
RX-7 FD3S エンジンオーバーホール
ラジエターをはずします。
錆がひどいので潤滑剤をタップリ散布し、しばらく放置。
が、右上側のナットははずせません。
ナットを削り落とします。
水を掛けて冷やしながらベルトサンダーで地道に削っていきます。・・・・・
で、取れました。 pic.twitter.com/Rh4cx5QdIC— A-RF ANNIVERSARY Racing Factory (@arf_taka) April 15, 2019
ただ、これらの劣化と走行距離ははっきりとした相関関係があるので、過走行車ほど査定額は低くなります。
故障したRX-7でも買ってもらえるのか?
もし故障や事故で自走できなくなったRX-7を所有していたとしたら、それでも価値が高いことを知っておきましょう。
もうお分かりだと思いますが、製造終了後20年以上経過し現役のRX-7を維持するためには部品が欠かせません。
ましてや故障で動かないだけなら、レストアして乗ることも可能なので怪しい事故車買取業者への売却は避けましょう。
RX-7の部品は貴重さ故、このような盗難も多く発生しているので、この事実がRX-7の価値を物語っています。
少しでも高く売るためにカーセンサーを利用しよう
引用:カーセンサー
お持ちになっているRX-7を価値に見合った買取価格で売るためには、複数業者の査定を受け可能な限り多くの比較をすることが極めて重要なポイントです。
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RX-7の買取価格は業者によって雲泥の差がつくので、損をしないためにカーセンサーを利用しましょう。
まとめ

RX-7の中古車は「高く売れる」という点では、いい意味でヤバいといえるのかもしれません。
同時にRX-7がかなりの希少車種となっていることを考えれば、その価値を分からない買取業者へ売ることもヤバいことです。
この記事で改めて愛車のRX-7が高い価値を持つことを自覚(しているでしょうが・・・)し、売るときも大切に扱うようにしましょう。
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