ロードスター値引きの相場はいくら?中古車販売会社の価格を徹底比較

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1989年5月、北米市場で販売を開始したマツダ・ロードスターは、世界中の自動車文化に大きな影響を与えた歴史的な名車です。

世の中から純ガソリン車、かつスポーツモデルが減っていくなか、ロードスターを手に入れるなら急いだほうが良いでしょう。

そこで本記事では、ロードスターの値引き相場の実態について、中古車販売会社の価格を徹底比較して、お得に手に入れる方法を解説します。

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ロードスター歴代モデルの特徴と中古車相場

歴代ロードスターの特徴と中古車価格

マツダ・ロードスターは、日本がバブル期だったから生まれ得たライトウェイトスポーツカーだったのかもしれませんが、世界に与えた衝撃はかなり大きなものがありました。

日本車がここまで世界中の自動車メーカーを突き動かしたことは、恐らくそれほど多くなかったことは事実です。

まずは歴代のロードスターの特徴やエピソードと、現在の中古車相場がどうなっているのか確認しましょう。

 

初代ロードスター(NA型)

自動車史において「名車」と呼ばれるモデルには、後から見ると”ヒストリー”としか思えないような伝説がつきもので、初代ロードスター(NA型)にもそんなエピソードが多く見られます。

1989年9月に当時マツダの高級車販売チャンネルとして存在していたユーノス店から「ユーノス・ロードスター」としてデビューし、当時消滅しかけていた”ライトウェイトスポーツ”を見直す起爆剤になりました。

2人乗りのFRオープンボディに1,597ccの直4DOHCを搭載した古典的な造りで、開発コンセプトの「人馬一体」を具現化した作品です。

そんな歴史的名車も1998年1月の販売終了から26年以上が経過し、中古車探しも困難になってきています。

ネットで初代ロードスターを検索しても141台しか見つからず、中古車相場は以下のとおりです。

 

中古車販売台数 141台
生産期間 1989年9月~1997年12月
中古車相場 159.3万円
中古車価格帯 55万円~450万円

 

年式を考えれば驚くような価格ですが、初代ロードスターにはプレミア価格があると思っておいたほうが良いでしょう。

 

今後は骨董品的な価値が高まってきそうな初代NA型ロードスターなので、値引きに関しては期待できないのが事実です。

ただ、チャンスかもしれないのが「車愛」がない中古車販売店の持っているNAロードスターで、資金繰りに窮したら安く買える可能性があります。

初代ロードスターに関しては、常にアンテナを張って最新情報を入手するようにしましょう。

 

2代目ロードスター(NB型)

2代目ロードスター

デビューから8年4ヶ月販売され続けた初代NA型ロードスターは、1998年1月にフルモデルチェンジされ2代目(NB型)へとバトンタッチされました。

初代のアイデンティティの1つであったリトラクタブルライト廃止されたのが目立った特徴で、曲面的なエクステリアデザインもNB型ロードスターの大きな特徴です。

初代のマイナーチェンジ時に廃止された1,600ccエンジンが復活したのですが、この排気量に関しては論争が絶えませんでした。

個人的な見解はさておいて、一部には「ライトウェイトスポーツなら1,600cc以下じゃなきゃおかしい」などという、原則論者が多く発生したものです。

初代ロードスターの43万1,506台という生産台数には及びませんが、29万123台という数字は大成功と言えるセールスでした。

 

中古車販売台数 193台
生産期間 1998年1月~2005年7月
中古車相場 94.3万円
中古車価格帯 22万円~425万円

 

初代ロードスターと比べると安く見えてしまいますが、年式を考えると驚異的な中古車価格です。

今後も値上がり必死なので、買いたいという意思があるなら早めの決断が吉でしょう。

 

3代目ロードスター(NC型)

2005年8月25日、ロードスターの3代目(NC型)がデビューしました。大きな話題になったのは遂に3ナンバーサイズになったことです。

とはいっても、現代基準で考えれば全幅が1,720mmになった程度のことですが、これまた当時は賛否両論渦巻きました。

しかもエンジン排気量が2.0Lとなったことが、「ライトウェイトスポーツ信者」にとっては許しがたいことだったといいます。

しかし、歴代ロードスターの中でも3代目モデルこそコストパフォーマンスの高いモデルで、いわれのない低評価がコスパを後押ししています。

 

確かにボディと排気量は大きくなったのですが、クイックで正確なハンドリングは健在です。

 

中古車販売台数 236台
生産期間 2005年8月~2015年4月
中古車相場 111.3万円
中古車価格帯 28万円~314.8 万円

 

4代目ロードスター(ND型)

2015年5月にデビューした現行型ロードスターは、4代目(ND型)となるモデルで「魂動」デザインを全面的に取り入れています。

ワイドで低いフォルムに目が行きますが、ボディはアルミ・高張力鋼板・超高張力鋼板の使用比率を大きく引き上げ、大幅な軽量化を達成していることがポイントです。

先代モデルと比べて約100kg軽量化したことで、初代ロードスターで世界を驚かせた人馬一体感が大きく高まっています。

 

ロードスターに限らない話ですが、一部では「現行型ロードスターが最後の純ガソリンモデルかも?」と噂されています。

そうだとすると、新車でロードスターを手に入れられる期間も長くないかもしれません。決断するなら早い方が良いでしょう。

 

中古車販売台数 601台
生産期間 2015年5月~
中古車相場 236.7万円
中古車価格帯 115.5万円~528.0 万円

 

中古車販売会社ごとの価格を徹底比較

中古車販売会社による違い

初代登場から35年あまりにもわたり販売されているロードスターは、きわめて趣味性の高いモデルなので、販売台数と比べて中古車として流通している数が多くはありません。

しかも車両の状態は千差万別なので、価格だけで判断するのは危険なのですが、メジャーな中古車販売会社ごとの価格を比較してみましょう(2024年4月10日現在)。

 

ガリバーの販売価格

ガリバー

引用:https://221616.com/

例の会社が不祥事でこけたおかげで業界最大手へ返り咲いたガリバーですが、大手であってもロードスターの取扱台数は37台となっています。

この辺りにロードスターの特殊性が見てとれ、幅広い中古車を取り扱うガリバーで希少価値の高いモデルを探すのは難しいのかもしれません。

 

ガリバーで販売しているロードスターをいくつかピックアップすると、以下のようになります。

 

モデル 年式 走行距離 支払総額 備考
ロードスターRS 2000年 6.0万km 139.8万円 2代目モデル
ロードスターRS 2005年 8.2万km 109.8万円 6MT、MC型
ロードスターNR-A 2009年 5.0万km 181.2万円 5MT
ロードスターS 2015年 4.4万km 253.3万円 MD型
ロードスターRS 2023年 0.8万km 349.8万円

 

提示価格を見るかぎり、ロードスターに価値というより「買取(仕入)価格+α」感が強いようで、ほとんど値引きは期待できないでしょう。

 

ネクステージはどう?

ネクステージ

引用:https://www.nextage.jp/

ネクステージは、中古車の販売を細分化している点が大きな特徴で以下のような専門店を展開しています。

専門店の種類 取扱い車種 概要
軽乗用車専門店 軽乗用車 全メーカーの軽乗用車だけを取扱い
ミニバン専門店 ミニバン 全メーカーのミニバンだけを取扱い
SUV専門店 SUV 全メーカーのSUVだけを取扱い
コンパクト専門店 コンパクトカー 全メーカーのコンパクトカーだけを取扱い
セダン専門店 セダン 全メーカーのセダンだけを取扱い
レクサス車専門店 レクサス車 レクサス車だけを取扱い
輸入車専門店 輸入車 輸入車だけを取扱い

 

残念ながらバブル崩壊後はスポーツカーのニーズが激減したため、ロードスターを探すのは大変かもしれません。

しかし、検索してみるとガリバーより多い75台の取り扱いがあり、2009年式~2023年式までとやはり比較的新しいモデルが中心です。

 

モデル 年式 走行距離 支払総額 備考
ロードスターRS 2009年 3.7万km 209.9万円 6MT
ロードスターRS 2012年 6.9万km 164.9万円 6MT
ロードスターS 2013年 1.4万km 199.9万円 6AT
ロードスターS 2015年 3.2万km 179.9万円 MD型、6AT
ロードスター990S 2023年 0.1万km 339.9万円 6MT

 

 

このような事例を見てしまうと、ネクステージで売っているロードスターの価格に疑念を持ってしまいます。

今だったらネクステージで新古車を買うくらいなら、新車のロードスター一択だとさえ言えるでしょう。

 

良心的だと言われるカーセブン

カーセブン

引用:https://www.carseven.co.jp/

カーセブンは車の買取・販売を主な事業として全国展開していますが、実際の店舗のほとんどはフランチャイジー、つまりカーセブンに加盟している個別の店舗です。

色々と悪い噂の多い中古車販売店でも、カーセブンにはあまり変な口コミがなく、信頼度という点ではオススメの事業者だといえます。

そんなカーセブンは、自社仕入による自社販売へこだわりがあるため、在庫車が少ないという弱点があり、ロードスターも3台しか確認できません。

 

モデル 年式 走行距離 支払総額 備考
ロードスターRS 2006年 11.9万km 117.7万円 6MT
ロードスターRF 2018年 0.5万km 309.7万円 6MT
ロードスターS 2020年 6.1万km 208.0万円 6AT、保証なし

 

カーセブンは買取から販売までのサイクルが短いので、ロードスターを狙うのだったら常に在庫情報のチェックは欠かせません。

 

気のなるビッグモーターの今?

ビッグモーター

引用:https://www.bigmotor.co.jp/

2023年7月の不祥事大発覚から一気に業界首位から転落したビッグモーターですが、今でもロードスターなどの販売をしているのでしょうか?

それが驚くことにガリバーに迫る33台のロードスターを販売していました。

 

モデル 年式 走行距離 支払総額 備考
ロードスターRS 2013年 6.2万km 228.0万円 6MT
ロードスターS 2016年 5.7万km 192.3万円 6AT
ロードスターS 2023年 0.5万km 301.6万円 6MT

 

比較的良心的ともいえる価格のようですが、あの不祥事の数々を知ってしまえば怖くて手を出しづらいのも事実です。

 

 

会社も会社ならスタッフもスタッフ・・・といえるような話です。やはり今のところは寄り付かないのが無難かもしれません。

 

ロードスターの現在地

現行型ロードスターの説明でも言及したとおり、いつまで純粋なガソリン車として生産が続けられるのか不透明です。

こう言われるのも、自動車に対する環境規制が厳しくなっているからで、最近ではサイバーセキュリティ法へ対応するため大幅改良されています。

マツダは可能な限りNDロードスターを長く売る決意のようですが、興味のある方にとって残されている時間は限られています。

 

リセールバリューが高いからこそ気を付けるポイント

価値がある車だから注意しよう

ロードスターは、仮に中古車で買ったとしても“状態さえ問題なければ“かなり高いリセールバリューを期待できます。

とはいえ、ロードスターの正しいリセールバリューを理解していなければ、売るときに思わぬ損をするでしょう。

そこで愛車のロードスターを手放す場合の注意点について考えてみましょう。

 

リセールバリューの正しい認識

リセールバリューの正しい認識

「リセールバリュー」とは、一度購入したものを販売する際の再販価値のことを指す言葉で、車の場合は「下取り価格」や「買取金額」がこれに該当します。

車のリセールバリューを決める要素は2つあり、一つは工業製品として「あと何年使用できるか?」という点です。

この点でいえば、年式が古く長い距離を乗った車の価値が下がってしまうのは理解しやすいでしょう。

もう一つは「欲しいと思う購買者がどれくらいいるか?」という別の市場価値です。

この点で考えると、中古車市場において希少価値の高い車ほど、リセールバリューを維持できることが分かります。

 

ロードスターの中古車ってどうなの?

ロードスターを「車」という道具としてみた場合、2人しか乗車できず荷物も軽自動車より積載できないので、価値は低いといえます。

しかしロードスターには、それを補って余りある「操る歓び」があり、それがロードスターのリセールバリューの源です。

つまり車好きが求める車であり、その価値を分かっている買取店か、そうではない買取店かで査定額に大きな差が出ます。

 

デビューから30年以上経った初代ロードスターなど、それを専門とするレストア業者が存在するくらい価値のある車なので、販売価格と実車のチェックは必須です。

 

ロードスターの中古車探しなら「ズバット車販売」

状態の良い中古車のロードスターを適正価格で手に入れるのは、かなり難易度の高いことだといえます。

もし、そのようなことでお悩みならズバット車販売を利用してみることをオススメします。

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ズバット車販売は、専門知識を持った車探しのプロに任せることによって、安心して希望する車を探すことができることがポイントです。

中古車の流通台数が少ないロードスターの中から、後悔しない1台を見つけるためズバット車販売を利用するのは悪くない選択肢だといえます。

 

まとめ

まとめ

日本の自動車メーカーが販売した車の中で、世界中の自動車メーカーへ大きな影響を与えたマツダ・ロードスターは、日本人としても誇らしいモデルです。

4代に渡るモデルチェンジを経て、どのモデルも特徴的で魅力的なライトウェイトスポーツカーだといえます。

現行型がいつまで販売されるかも怪しくなってきた昨今、ロードスターという名車を手に入れる猶予は残り少なくなっているので、検討を急ぐことがオススメです。

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