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ベンツの中古車はなぜ安いの!?相場や口コミをまとめてみた
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メルセデスベンツといえば、一時期までは高級輸入車の代名詞だったのですが、ある時を境にして「ベンツの中古車は安い」なんて言われるようになりました。
これって本当なのでしょうか?この記事では、ベンツの中古車が安いといわれる理由や、実際の相場,また中古のベンツにまつわる口コミをまとめて解説します。

引用:https://www.zba.jp/
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目次
中古ベンツが安いといわれる理由

日本で販売されているベンツのラインナップを見ると、口が裂けても「安い」なんて言えないお値段なのですが、なぜ中古車になると安くなると言われるのか謎です。
色々と調べてみると、「ベンツの中古車は安い」と言われるいくつかの理由がみえてきました。
これが全てのベンツに当てはまらないにしても、その原因について確認することにしましょう。
ベンツの中古車は壊れやすいというイメージ
メルセデスベンツは、世界最古の自動車メーカーであり、長いこと世界中のライバルメーカーが目標としていた存在です。
ベンツは、「最善か無か」というスローガン、つまり「最善を尽くさなければ無と同じで、中途半端なものは存在しない」という妥協無き車造りを目指していました。
ところがグローバリゼーションのなか、高コスト体質を脱しようとしたベンツは、コストカットから「らしからぬ」低品質車を連発してしまい、一時的な低迷期を迎えます。
さらに2003年から2006年にかけて、電子制御技術の欠陥によって多数のリコールを起こし、その間のイメージダウンが大きなインパクトとして残っているのです。
そのイメージが強い方ほど「ベンツは壊れやすい」と認識していて、これが中古車価格の安さに影響を与えています。
一定数流通している状態の悪いゴミ中古

先ほどの「壊れやすい」という話は、ベンツに限らず輸入車全般に語られることが多い話です。
ドイツ車は、ボディー本体は非常に丈夫に作られている一方で、多くの消耗部品は積極的に交換することで、長く乗り味をキープするような設計になっています。
日本車のほうは、ほとんど手を加えることなくメンテナンスフリーで乗れますが、その分ボディーの寿命は短いのとは対照的です。
このようにメンテナンスが絶対必要なベンツを、大事にすることなく乗り捨てにする、お行儀の悪いオーナーが一定数いて、そのような人が手放したベンツはゴミ中古と化しています。
本来は長く乗り続けられるベンツでも、このように扱われれば二束三文のゴミ中古となっていて、それが有り得ないほど安いベンツの中古車の正体です。
国産車と比べて取扱業者が少ない
日本の自動車市場は、世界と比べてみると国産車比率が極めて高い特殊な市場だといえます。
なにせ日本には8社もの自動車メーカーが存在し、軽自動車という輸入障壁と海外から批判される規格まであるので、輸入車のシェアは6%ほど(2019年のデータ)に過ぎません。
これが何を意味するかといえば、中古車のニーズも日本車の方が圧倒的に高く、ベンツであっても買い手や取扱業者が少ないという結果になるのです。
売り先が見つけづらければ、価格が下がってしまうという市場の法則によって、ベンツの中古車価格は低下してしまいます。
ベンツの高級グレードほどある新車至上主義

これはベンツの一部高級モデルで顕著に見られることですが、富裕層にとって高級ベンツは新車であるから価値があると考えられています。
庶民にはあまり理解できないことですが、お金を持っている人の中には「ベンツの中古車に乗っているところを見られたら恥だ」と思っている方がいるようです。
ベンツを新車で購入し余裕で維持できる方にとって、コスパが良いという話は眼中にないので、ベンツの中古車などに目を向けるわけはありません。
このような1,000万円単位で買い物を考えている方の神経は、一般人には理解できなくて当り前です。
ベンツの中古車は本当に安いのか調査

ベンツの中古車が安いといっても、色んなモデルを一括りにするわけにはいきません。
知っている方であればゲレンデヴァーゲン(Gクラス)の中古車が、プレミア価格がついていたことはご存知でしょう。
そこで、ベンツの中古車価格の実際を、相場や市場におけるリセールバリューをもとに、口コミを交えて調査してみます。
ベンツGクラス
メルセデスベンツの高級SUV「Gクラス」は、芸能人やスポーツ選手のオーナーも多く、日本においては非常に人気の高いモデルです。
Gクラスの源流は、軍用車両のゲレンデヴァーゲンを民生用にアレンジしたもので、今も軍用車両の雰囲気を残す本格的なオフロード車でもあります。
現行型Gクラス(W463A型)は、日本で4つのグレードが展開されており、新車価格は1251.0~1705.0万円という高額車です。
現行型Gクラスは2018年に発売されていて、中古車相場を見ると644.5万円~2,449万円となっており、平均でも1,762.4万円で全く安くないことが分かります。
これでもバブルとまで言われていたGクラス中古価格は、少しはまともなレベルに落ち着いたようです。
結論をいえば、少なくともGクラスは中古が安くなるという説からは外れるようで、10年落ちだろうが10万キロ越えだろうが、それなりの金額を払わなければ買えないモデルです。
ベンツAクラス
ベンツのエントリーモデルという位置づけなのが「Aクラス」で、2012年に発売された3代目モデル(W176型)が一気にベンツユーザーの裾野を広げました。
一部からは「Aクラス如きでベンツオーナー気どりかよ!」なんて心無い声もありますが、現行型4代目Aクラス(W177型)は、新車価格が498.0万円〜558.0万円と簡単に買えるようなものではありません。
このような嫌味を言われがちでも、ベンツらしい上質感は確かに感じられるAクラスです。
このAクラスですが、中古車となると価格帯は199.8万円~548 万円で、平均相場は312.2万円となっています。
ベンツとしては小型で取り回しも楽なので、輸入車の入門者としても人気があるようです。
残価率もベンツとしては高めの46.34%(5年経過時)なので、安くなるとは言い難いモデルといえるでしょう。
ベンツCクラス
今でもメルセデスベンツといえば何となくセダンをイメージする方は多いと思いますが、日本市場でベンツのセダンといえば一番人気が「Cクラス」となります。
このベンツCクラスは、BMWの3シリーズやアウディのA4と真っ向からぶつかるライバル関係にあり、常に上位モデルから最新技術を受け継ぐ「乗って間違いのない」ベンツと言えます。
ちなみにCクラスの元を辿っていくと、バブル期の日本で「小ベンツ」や「赤坂サニー」と呼ばれたベンツ190(W201型)に行き着きます。
2021年6月にデビューした現行型5代目Cクラス(W206型)は、新車価格が698.0万円〜731.0万円となっており、この価格帯が今のベンツのど真ん中といえます。
簡単に手が出るお値段ではないのですが、ベンツを体感したいのなら(これでも)最もリーズナブルなモデルです。
Cクラスの中古車価格に目を移すと、価格帯は428万円~790 万円と高いのですが、これは現行モデルが新しいからであって、実は参考になりません。
2014年から2021年まで販売されていた先代モデル(W205型)の中古車を見ると、価格帯は102.7万円~445 万円となっていて、比較的リーズナブルな価格となります。
ただ、激安かといえばそうとも言えず、そこそこ安くなる程度でしょう。
ベンツEクラス
メルセデスベンツを語るうえで外せないのが「Eクラス」で、ベンツの中核モデルという位置づけになります。
Cクラスより上位の高級車で、古くからのベンツオーナーには「Eクラスじゃなければベンツじゃない」という方も多いモデルです。
Eクラスは、自分でステアリングを握るオーナーカーの終着点とも言われ、高級セダンのベンチマークといえます。
そんなEクラスの新車価格は、889.0万円〜920.0万円となっていて、さすがの高価格であることが分かります。
これが中古車になると、187.8万円~842 万円という価格帯になり、平均価格は349.2万円と割安感があると思いませんか。
残価率は5年経過後で35.47%となっているので、中古車を買う側にとってはお得な選択肢といえるでしょう。
ベンツSクラス
高級車といえばお抱えのドライバーが運転するショーファーカーをイメージする方もいるでしょうが、「Sクラス」はベンツで代表的なショーファーカーです。
メルセデスベンツのフラッグシップモデルであり、上位グレードには泣く子も黙る「マイバッハ」があります。
現行型Sクラスは、2021年1月から日本で販売が開始された7代目モデル(W223型)で、新車価格は1469.0万円〜2174.0万円という高価格です。
ちなみにマイバッハの一番お高いグレードだと、そのお値段は1億4,350万円となっており、別世界の乗り物という気さえします。
現行型Sクラスは、まだまだ新しいモデルなので中古車価格も888万円~2,580万円と高価格ですが、先代モデル(W222型)になると204万円程度の中古車も見つかります。
残価率を見てもEクラスと同じような数値となっていて、かなり割安感のあるモデルといえます。
これは見栄(プライド?)の問題もあって、Sクラスを買えるような富裕層は中古車に見向きもしないことが原因の一つです。
また割安感があったとしても、Sクラスともなれば維持費も相当覚悟する必要があり、どうしてもニーズが低くなってしまいます。
その他の中古ベンツの相場
ベンツには多くのモデルがあり、ここまで紹介してきたモデルだけではありません。
例えばベンツが販売しているミニバン「Vクラス」は、5年後の残価率が6割近くあり、かなりリセールバリューの高いモデルです。
人気のSUVでも、大型の「GLS」や「GLE」などはリセールが高い一方で、中途半端なサイズ感が敬遠されるのか「GLB」の5年後残価率は28.69%と、かなりお買い得感が高くなっています。
つまり全体的にみれば「ベンツの中古車は安い」とは言えず、正確には「モデルによってかなり安い」というのが正解です。
賢く中古車のベンツを手に入れる方法

ベンツの中古車といっても、モデルや年式によって価格だけではなく、品質なども大きな違いが見られます。
そして中古車販売店によってかなり品質に差があるケースもあるので、賢くベンツの中古車を手に入れる方法を考えてみましょう。
ベンツの中古車を購入するときの注意点
ベンツの中古車でかなり安くなっているものには、多くの場合相応の理由があるので、値段だけで判断するのは危険です。
一部のプレミアムモデルを除いて、あまり年式の古いベンツの場合は、いざ故障したときに部品がないことがあるので、古すぎるベンツは避けるべきでしょう。
ベンツでも古いと出ない部品もあるようです😅
OEM品も上手く活用していかないと乗れたものでは無いです🫠— とろける白桃 (@V_12TOLOrinser) November 21, 2023
また、走行距離が多いと交換部品が多くなってしまい、結果的に高い買い物になってしまいます。
ただベンツは、部品交換含めたメンテナンスさえしっかり行っていれば、かなり長期間乗ることができる丈夫な車です。
つまり、中古車ベンツの前のオーナーの使い方次第で、良い個体と悪い個体の差がでることが多いといえます。
一時期はベンツ販売の代名詞だったヤナセ
引用:https://www.yanase.co.jp/
日本において「ベンツ=高級車」というイメージを定着させたのは、かつてベンツの輸入販売を一手に担っていたヤナセの戦略によるものです。
よく聞かれる話ですが、ベンツ自体はフルラインナップ自動車メーカーで、本国ドイツへ行けばEクラスのタクシーを多く見かけます。
しかしヤナセは、日本に輸入するベンツを高級モデルに絞り、販売するユーザーも富裕層をメインした販売を行いました。
ヤナセ時代からベンツを利用していた顧客や周囲から見れば、ヤナセのステッカーが貼っているだけで格の違いを感じたといいます。
安心感が大きい認定中古車
ベンツの中古車を欲しいとしても、何よりも怖いのは「外車は故障が多い」という、都市伝説のような噂ではないでしょうか。
確かに怪しい中古車販売店で買うと、とんでもないハズレベンツを引き当ててしまう可能性があります。
こんな失敗を避けたいのなら、ベンツの正規ディーラーが販売している「認定中古車」を買うことがオススメです。
ベンツが定めた基準をクリアし、第三者機関が審査した認定中古車であれば、噂に聞くような有り得ない故障の心配はないでしょう。
また、アフターサービスの充実ども大きなポイントですが、デメリットもあり中古車の中でも割高なところです。
ベンツとはいえ、中古車には多少のリスクは付きものなので、金額と安心のどちらを重視するか悩みどころになるでしょう。
多くの選択肢から選びたいならズバット車販売がオススメ
引用:ズバット車販売
ベンツの中古車を調べてみると、高級輸入車とはいえかなりの数がヒットするはずです。
それを眺めていても、買っても大丈夫なのか判断などできないでしょう。
そのような方には、ズバット車販売を利用してみることをオススメします。
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またズバット車販売であれば、国産車なら100日以内、輸入車なら30日以内であれば返品ができるので、お試し的に利用することも可能です。
まとめ

輸入車で一番のネームバリューを持っているといえるメルセデスベンツですが、新車と違い中古車はかなり安くなるモデルがあるのは事実です。
ただしベンツと一括りにするのは間違いで、Gクラスのように資産価値が落ちないものから、Sクラスのように買った値段が馬鹿らしくなるようなモデルもあります。
ただ、リセールバリューが低ければ低いほど、買う側にとってはコスパが高いといえるので、モデルごとの特徴をよく調べて、自分に合う1台を探してみましょう。

引用:https://www.zba.jp/
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