リセールバリュー低い車ランキング【2024年度版】実際の口コミもまとめてみた

リセールバリュー低い車

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よく聞くことのあるリセールバリューというのは、買った車を下取りに出したり売却したりしたときの再販価値のことを言います。

つまり、リセールバリューが高いほど資産価値の目減りしないお得な車なのですが、逆にリセールの悪い車とはどんなモデルなのでしょうか。

本記事では、リセールバリューの低い車をランキング形式で紹介し、実際のところを口コミも交えて解説します。

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リセールバリューが低い車の特徴とその悪影響

リセールバリューが低い車の特徴

リセールバリューの低い車には、いくつかの共通点が見られますが一番分かりやすいのは「人気がない」ということです。

こんなことを言ってしまえば、このモデルと販売している自動車メーカーにとって身も蓋もないことですが、事実なので仕方のないことでしょう。

まずは、リセールバリューの考え方の基礎を押さえたうえで、リセールが低くなる理由や、そのデメリットについて考えてみます。

 

リセールバリューの基礎と計算方法

車におけるリセールバリューは、日本語で「残価率」という数値で表されることが多く、買ったときの価格の何%で売れるのかを示している数値です。

  • 残価率(%)=売却価格÷購入価格

例えば500万円で買った車が3年後に400万円で売れたとしたら、「400万円÷500万円=80%」となり、3年後のリセールバリューが80%ということになります。

車は耐久消費財なので一般的には買った瞬間から価値は落ち続けるはずなのですが、一時期のランドクルーザーのように新車価格より再販価格が高くなる例もありました。

ここまで聞いていれば、リセールバリューが高いほどお得なことが理解できるでしょう。

 

買った価格で売れる保証はありませんが、場合によってはタダで乗れる(利益が出ることも・・・)ということです。

 

人気のないモデルや高級車は要注意

人気のない車や高級車は値段が安くなる

 

先ほども言ったとおり、人気のないモデルはリセールバリューが低くなりがちで、それを好きで選ぶなら乗り潰すくらいの覚悟が必要です。

また、リセールバリューだけを考えるなら高級車は値落ちしやすいので、これも覚悟が必要な買い物だといえます。

 

そもそも高級車というものは、リセールバリューを気にしすぎる層には縁遠い存在なのかもしれません。

あまり「金持ち」の定義を語るのも不毛なのでこれ以上は言いませんが、傾向だけは把握するようにしましょう。

 

リセールが低いことによる経済的損失

リセールが低いということは、買った耐久消費財が順調に価値を減らし続けているということです。

ちなみに日本の国税庁が定めている普通自動車の耐用年数は6年となっており、これは新車が6年経てば無価値になるということになります。

実際には6年経っても価値は残っているのですが、モデルによって残価率は大きな違いがあり、リセールが低い車だと経済的には損をしているといえるでしょう。

 

一時期はもてはやされていたEVですが、リセールバリューが低過ぎて完全に地雷扱いになっています。

もちろん好きで買う車にリセール云々というのは馴染めませんが、先の乗り換えまで視野に入れるならリセールバリューは軽々に論じられない大事なポイントです。

 

リセールが低い国産車ランキング

リセールバリューの低い国産車

リセールバリューのポイントを押さえたところで、まずは残価率が低めになっている(経済的には)避けるべき国産車を紹介します。

しつこいようですが、好きで買う分には後悔はないと思うので、あくまで先のリセールを心配する方の参考としてご覧ください。

 

ワースト1位「三菱ミラージュ」

往年の三菱自動車を知るオールドファンには懐かしく哀愁を感じる「ミラージュ」というコンパクトカーですが、残念ながら今のミラージュはリセールバリューが最悪です。

今のミラージュは、三菱のグローバルモデルとしてタイで生産されていて、懐かしいと思うかつてのミラージュとは別物だと考えましょう。

 

新車価格に対する5年後残価率は下手をすると20%を切ることもあるので、分かりやすくいえば「新車で買ってはいけない車」という扱いです。

あるミラージュファンの方が調べたところによると、ミラージュには以下の残念な点が見られます。

  • ほとんど売れていない
  • 売れていないから中古車流通量が少ない
  • 何故か事故車を修理せずに売っている

恐らく、日本国内で中古車として販売することを諦めているくらい、ミラージュは不人気です。

 

ワースト2位「レクサスGS」

日本では長らくセダンの人気が低迷していて、その影響からか日本を代表する高級ブランドと認識されているレクサスからもセダンが消えつつあります。

そのレクサスで2020年に惜しまれつつ(?)生産を終了したのが「レクサスGS」で、これもリセールの悪さが目立つ存在です。

 

残念なのか売れしいことなのか、レクサスGSの5年後リセールは一部のスポーツグレードを除いて40%程度なので、この方の希望通り安く中古車を買えるでしょう。

一般的に高額車の方が値落ち額が際立つことに加え、セダン不人気が直撃したレクサスGSです。

 

ワースト3位「レクサスLS」

トヨタの高級ブランド「レクサス」のフラッグシップセダンが「レクサスLS」で、まさにメルセデス・ベンツやBMWと真っ向勝負をする高級セダンです。

最初期のレクサスLSは、まんまセルシオというモデルで「これでドイツ御三家に勝てるのか?」と揶揄されていました。

そんなレクサスLSですが、現行型の価格は1,071万円~1,799万円という驚きの高価格です。

それでいて5年後の残価率は25%~50%程度という残念なリセールの低さで、この傾向はベンツSクラスやBMW7シリーズと同じ傾向を示しています。

 

ある意味で「ライバルと同じ傾向で良かったね」いったところですが、100万円単位で値落ちするのは気分の悪いものです。

 

ワースト4位「日産リーフ」

2010年にデビューした日産リーフは世界初の5人乗り量産型EVで、EVのリセールの問題点をいち早く世界に知らしめたモデルです。

よくEVのことを「デカいスマホ」なんて言いますが、これは真実でリセールバリューが低い理由はバッテリーの劣化にこそあります。

 

リセールバリューの低さならピカイチのリーフですが、あえて3位にしたのは世界初を成し遂げた日産に敬意を表しているからです。

 

ワースト5位「トヨタSAI」

「SAI」は、トヨタが販売していたセダン型のハイブリッド専用車で、その不細工さが有名でした。

正直なところ、プリウスというハイブリッド専用車があってSAIを発売した意味が分からなかったのですが、その思いのとおり売れなさ過ぎて終売しました。

 

5年後のリセールは30%あれば良いほうですが、むしろ珍しい車種なので一部のマニアからは喜ばれるでしょう。

 

格が違う?リセールが悪い外車ランキング

リセールバリューの低い輸入車

日本国内だけに目を向ければ、リセールバリューが壊滅的に悪い車であっても損失額は強要範囲だといえます。

ところが、外車に目を向けると元値が高いだけあって残価率というより、その値落ち額に驚くばかりです。

リセールバリューが低い外車は多いのですが、ここではあえて有名どころに的を絞って紹介します。

 

ワースト1位「BMW7シリーズ」

BMWのフラッグシップセダンが「7シリーズ」は、昔から値落ちが激しいことが知られていて、「ナンバープレートを付けた瞬間に半値になる」なんて言われています。

日本におけるBMW7シリーズのイメージは、メルセデス・ベンツSクラスのライバルというものですが、リセールでは太刀打ちできません。

 

このド迫力でも価格はSクラスよりお安い1,500万円台(それでも高い)で、他のショーファーカーにはない自らドライブする歓びがあります。

とはいえ値落ち具合にはビックリで、新車で買って3年後には約半値となり、5年後の残価率は25%を切ってしまうほどのリセールの悪さです。

 

ワースト2位「アウディA8」

アウディの歴史は古く、創業者のアウグスト・ホルヒはベンツ社で工場長を務めていた人物です。

このアウディは最近になってドイツ御三家と呼ばれるようになったのですが、そのアウディのフラッグシップセダンがA8になります。

 

このアウディA8は1,214~1,668万円という新車価格なのに、買ってから数年すれば半値以下になっているのは驚きです。

実は、この後もドイツ御三家の高級セダンが名を連ねるのですが、このレベルまで行ってしまえば買う人もリセールを気にしないのかもしれません。

一般的に高級セダンの定義は「大型のFRセダン」なので、その意味でもFFレイアウトのアウディA8は異端です。

リセールを気にするのであれば、アウディA8は避けるべき選択肢でしょう。

 

ワースト3位「ベンツSクラス」

メルセデス・ベンツのラインナップで最高のセダンモデルは「ベンツSクラス」で、ショーファーカーの定番といえる存在です

価格も1,518~2,233万円というスペシャルなプライスですが、Sクラスをゴージャスに仕立てた「マイバッハ」は3,140万円からとなっています。

 

確かに自分でハンドルを握る車ではないのですが、このSクラスも買ってからド派手に残価率が下がってしまいます。

新車から1年後にはまだ87%を超える残価率なのに、3年後には約45%、5年後にはなんと約30%にまで下がってしまいます。

2,233万円する「S580 4マチックロング」だと、毎年312万円値下がりするわけで、考えようによっては毎日1万円近くが飛んでいくようなものです。

 

逆にリセールが落ちない車とは?

リセールバリューの高い車の特徴

リセールの悪い車は、経済的な面で不利となることさえ目をつぶれば、あとは好き嫌いの問題だといえます。

とはいえ、よほどのお金持ちでなければリセールの良し悪しは気になるものです。

そこで、リセールバリューの良いモデルの最新ランキングや、値落ちしない車の特徴を考えてみましょう。

 

これは凄い!リセールの落ちない車たち

日本市場においては、やはり日本車のリセールが良い傾向があり、とくに以下のモデルのリセールは突出しています。

まずは、5年後の残価率が高いモデルを10位まで見てみましょう。

 

順位 モデル 5年後残価率
1位 トヨタ・ランドクルーザー(70系) 110.26%
2位 レクサス・LM500h 95.65%
3位 ランドローバー・ディフェンダー 89.20%
4位 トヨタ・ランドクルーザー(300系) 82.71%
5位 トヨタ・アルファード 81.05%
6位 トヨタ・ヴェルファイア 80.78%
7位 トヨタ・カローラクロス 79.39%
8位 トヨタ・ランドクルーザープラド 78.66%
9位 トヨタ・ハリアー 78.64%
10位 メルセデス・ベンツ・Gクラス 78.46%

引用:ユーカーパック

 

1位の「トヨタ・ランドクルーザー(70系)」に至っては、5年乗っても損をするどころか得をするとは、一体どうなっているのでしょうか。

例えば770万円する「ランドクルーザーGR SPORT」も、17.29%しか値落ちしないとなると、5年間133万円ほどで乗れることになるわけでお得さが実感できると思います。

 

リセールが高いと盗難の心配もしなければならないのは、どうも精神衛生上よくないことですが、お財布に超優しいことは間違いありません。

 

リセールが落ちない車の特徴

リセール価格が落ちにくい車にはいくつか共通の特徴があり、それを知っておくことで損をしにくい車選びができます。

当たり前のことですが、リセールバリューが良いということはそれだけ需要があるということです。

以下の点を意識しながら選ぶことで、損をすることを防げるでしょう。

  • SUVやミニバンのような人気のボディタイプ
  • ホワイトやブラックといった定番色
  • モデルチェンジ直後のニューモデル
  • 根強いファンがいるモデル
  • 入手困難な希少車種

どれもリセールバリューを意識するうえで考えるべき要素ですが、リセールが良い車ほど手に入れにくいのも難点です。

 

このような転売ヤーには大いなる罰を与えて欲しいものですが、車好きにとっては本当に迷惑な存在です。

 

リセールバリューで注意すべき点とその対策

リセールバリューで損をしないためのコツ

 

リセールバリューがお財布に与える影響は分かったと思いますが、今後の車選びではいくつか注意すべきポイントがあります。

時代の変化も掴みつつ、これからのリセールバリューの動向について考えてみましょう。

 

EVのリセールとバッテリーの寿命

つい最近まで信用ならないマスコミが「日本の自動車メーカーはEVに乗り遅れて致命傷」などと書きたてていましたが、ここにきてEVシフトは急減速しています。

その大きな理由の一つが、EVの余りにも残念過ぎるリセールバリューにあると考えられます。

 

少なくとも安心に乗ることを考え、リセールも考慮するならEVに手を出すのは早計です。

 

ガソリン車は今後値上がりするのか?

世界的なEVシフトが急減速するなか、考えておくべきことはガソリン車が今後どうなっていくのかでしょう。

 

ついガソリン車の希少価値が上がる未来を想像してしまいますが、EV急減速の影響をよく考えるべきです。

トヨタ自動車の豊田章男会長が言うとおり、自動車に占めるEVシェアの限界は30%になるかもしれません。

それが現実になれば、ガソリン車だからといって価値が上がるわけではなく、日産GT-Rなど特定モデルでなければ買う価値がないでしょう。

決して車は投資対象ではありませんが、世の中の動向を見定める必要があります。

 

リセールが低いということは「お得に買える」ということ

リセールバリューが低い車は、買った人にとっては大きなデメリットですが、そのオーナーが手放した車を買う人にとっては大きなメリットです。

1,500万円もするBMW7シリーズが5年後に400万円以下で買えるなら、その中古車の状態によってはお買い得だといえます。

 

ただ、中古車の怖いところは、前のオーナー次第でゴミにもお宝にもなることで、その心配を解決する手段探しが重要です。

 

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引用:https://www.zba.jp

リセールバリューが低い車はお得に手に入れられる手段ですが、本当に信用できる中古車なのかが大きな問題となります。

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新車価格と比べて低すぎる販売価格を見ると不安になりますが、プロにその理由を聞くことができれば納得できるでしょう。

 

まとめ

まとめ

車のリセールバリューは、結局のところ市場のニーズに左右されるものですが、一番大事なのは「その車が好き」なのかということです。

もちろんリセールバリューは大事な要素なので、本記事を参考に損をしない選択をして欲しいところですが、今一度考えるべきは買う動機なのだと思います。

今一度、その車で良いのか?をよく考えましょう。

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