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フォレスターの自動車税はどれくらい!?実際の声をまとめてみた
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スバルのクロスオーバーSUV「フォレスター」は、適度なサイズ感と悪路走破性の高さから人気モデルとなっています。
フォレスターのような大柄に見えるSUVは、自動車税などの維持費が高そうですが実際のところはどうなのでしょうか?
本記事では、フォレスターの自動車税はどれくらいなのか、その他の維持費を含めてユーザーの実際の声をまとめてみました。

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目次
フォレスターにかかる自動車税は2段階

2025年にもフルモデルチェンジされ6代目モデルが登場すると言われているフォレスターは、1997年の初代モデル登場から今に至るまで一つの共通点があります。
もちろんスバル伝統の「水平対向エンジン」を搭載し続け、全てがADW車であることは一貫しているのですが、もう一つエンジン排気量が複数ラインナップされていることは現在も同じです。
そのためフォレスターにかかる自動車税は2段階に分かれます。
フォレスターのグレードと自動車税
現行型フォレスター(5代目モデル)は2018年7月に発売され、当初は以下の3つのパワーユニットが用意されていました。
| 型式 | 排気量 | 種類 |
| FB25型 | 2,498cc | 水平対向4気筒直噴DOHC |
| FB20型 | 1,995cc | 水平対向4気筒直噴DOHC |
| CB18型 | 1,795cc | 水平対向4気筒直噴DOHCターボ+モーター |
このうち排気量2,498ccのFB25型エンジンは、2020年10月の改良でCB18型搭載のe-BOXER搭載グレードに置き換わりました。
もうお分かりだと思いますが、現在新車で買えるフォレスターは「1.5リットル超~2.0リットル以下」の自動車税が適用され、その1種類だけとなります。
自動車税の仕組み

一般的に自動車税として認知されている税金は、2019年10月1日以降「自動車税(種別割)」という名称に変わりました。
そのタイミングでほんの少しだけ減税されたのですが、それは2019年10月1日以降に新車登録された車だけで、それ以外は従来税額のままです。
自動車税は排気量によって税額が決められていて、減税前後の税額は以下のようになっています。
| 排気量 | 新車登録の時期 | |
| 2019年9月30日以前 | 2019年10月1日以降 | |
| 1.0リッター以下 | 29,500円 | 25,000円 |
| 1.0超〜1.5リッター以下 | 34,500円 | 30,500円 |
| 1.5超〜2.0リッター以下 | 39,500円 | 36,000円 |
| 2.0超〜2.5リッター以下 | 45,000円 | 43,500円 |
| 2.5超〜3.0リッター以下 | 51,000円 | 50,000円 |
| 3.0超〜3.5リッター以下 | 58,000円 | 57,000円 |
| 3.5超〜4.0リッター以下 | 66,500円 | 65,500円 |
| 4.0超〜4.5リッター以下 | 76,500円 | 75,500円 |
| 4.5超〜6.0リッター以下 | 88,000円 | 87,000円 |
| 6.0リッター超 | 111,000円 | 110,000円 |
フォレスターは太字部分の「1.5超〜2.0リッター以下」か「2.0超〜2.5リッター以下」のいずれかの税額になります。
フォレスターを所有、あるいは使用車であるだけで毎年罰金のように自動車税が徴収されるわけです。
まさに不幸の手紙そのものですが、当然のように毎年5月に送り付けられてきます。
13年落ちのフォレスターには要注意
現行型のフォレスターは2.5リッターモデルの日本販売がなくなったので、自動車税は39,500円か2019年10月以降の新車登録であれば36,000円となります。
しかし中古車であれば2.5リッターモデルもありますし、それ以外にも注意すべき罰金制度がスタートしていたことをご存知でしょうか。
国の「地球温暖化や大気汚染を防ぐために、環境負荷の大きい自動車には重い税金を課す」という謎ルールによって、新車登録から13年を経過した車の自動車税が約15%高くなります。
自動車税、我が家にも届きました。
わざわざご丁寧に重課加算されてます。対象車とは言えこまめにメンテナンスしながら大事に乗ってると思いますけどね。
次は何の増税しますか?
ガソリン高も物価高も円安も何もかも政府が悪く思えてきませんかw#自動車税#政府#頑張れJAF pic.twitter.com/fowqYikyiL— tom (@tomevsky11) May 7, 2024
「ものを大切に使う文化」を財務省は真っ向否定してきたわけで、一部では「まだ十分乗れる愛車を廃車に追い込み、中国製EVに誘導することを狙った脱炭素利権税」などという意見も見られます。
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に対してかかる税金なので、重課という罰が課されるのは登録後13年を超えてから初めて迎える4月1日です。
ちなみに車検ごとに巻き上げられる「自動車重量税」という税金も、13年経過、そして18年経過で罰金額が上がっているので、古いフォレスターに乗っているオーナーは注意しましょう。
フォレスターを維持するための費用はどうなの?

フォレスターにかかる自動車税の金額は理解できましたが、それ以外の維持費も気になるところです。
フォレスターは、ミドルサイズSUVというカテゴリーのモデルなので、なんとなく維持費が高そうなイメージを持たないでしょうか。
では実際にどうなのか、フォレスターにまつわる噂の真相も含めて考えてみましょう。
水平対向エンジンにまつわる苦労
フォレスターには、スバルの伝統工芸品ともいえる水平対向エンジンが搭載されていて、それが大きな特徴の一つです。
ただ、一部の噂では「水平対向エンジンは壊れやすい」というものがあり、ユーザーにとっても気になる話だといえるでしょう。
このような話が本当のことかといえば、少しは当たっていることで、ごく一般的な直列エンジンと比べると壊れやすいのは確かです。
この原因は、直列エンジンのように上からオイルを垂らせば行き渡るわけではない、水平対向エンジン特有の構造によります。
水平対向エンジンは、構造上ガスケットの下半分からオイルがにじんでくることが多く、ガスケットの定期的な交換が不可欠です。
メンテナンスをしっかりしていれば良いのですが、そうじゃない水平対向エンジンは危険かもしれません。
このような点を考えれば、フォレスターの維持費は少々割高になるでしょう。
フォレスターは壊れやすいってホント?
これもネットなどで見かける噂なのですが、「フォレスターは壊れやすい」という声があります。
結論からいえば、これは水平対向エンジンのメンテなどに関するイメージを膨らませ過ぎた誤解で、決してフォレスターが壊れやすいわけではありません。
この手の誤解の代表例は「欧州車は壊れやすい」という都市伝説ですが、これも確かに高い部品代やメンテナンス費用を壊れやすいという言葉に「変換」した噂です。
この方は、2002年から2007年まで販売されていた2代目フォレスターのオーナーさんですが、さすがにこの年式になれば故障個所も増えるでしょう。
ただ、水平対向エンジンは整備性が非常に悪く、プラグ交換一つをとっても工賃が高いのは事実です。
一部の整備工場では「水平対向エンジンお断り」というところもあるようなので、このような点も噂の理由になっているのでしょう。
フォレスターで注意が必要なポイント
フォレスターは高い安全性と北国で信頼度抜群なAWDをもち、雪の降る地域では頼もしいクロスオーバーSUVです。
そんなフォレスターにも注意すべき点があり、それはライバル車と比べて明らかに見劣りする燃費で、維持費として考えた場合大きな弱点となります。
フォレスターはAWDモデルしか選べないため、完全に降雪をものともしない実用車と割り切る必要があるかもしれません。
街乗りが多く、SUVもどきで十分な方にとってフォレスターはオーバースペックなモデルです。
実はコスパ抜群なフォレスター
フォレスターは、ある意味で買い手を選ぶ車かもしれず、ドンピシャはまる人にとってはコスパの高い実力車だといえます。
アイサイトなど安全装備が充実していて、世界的に見ても評価の高いスバルのAWDは降雪地代などで抜群の安心感をもたらしてくれるでしょう。
もちろんフォレスター(水平対向エンジン)独特の弱点もありますが、そのトータル性能を考えれば魅力的な選択肢です。
優良な中古フォレスターという選択肢

フォレスターは、滑りやすい雪道や未舗装路などの悪路での走行性能が高いSUVで、北国では圧倒的な支持を受けています。
つまり生活必需品としてフォレスターを考えた場合、新車ではなく中古車という選択肢もオススメだといえます。
そこでハズレを引かず「優良な中古フォレスター」を手に入れるコツを考えてみましょう。
歴代フォレスターの中古車相場
フォレスターの中古車を初代モデルから現行型まで確認しますが、新車登録から13年目以降に課される重課という罰金を考えれば、できるだけ新しいモデルがオススメです。
| モデル | 生産期間 | 流通台数 | 中古車相場 |
| 初代 | 1997年2月~2002年1月 | 4台 | 59万円~128 万円 |
| 2代目 | 2002年2月~2007年11月 | 42台 | 26万円~185 万円 |
| 3代目 | 2007年12月~2012年10月 | 108台 | 29.8万円~148.8 万円 |
| 4代目 | 2012年11月~2018年6月 | 713台 | 38万円~249 万円 |
| 5代目(現行) | 2018年7月~ | 663台 | 106.6万円~412.5 万円 |
出展:カーセンサー
現行モデルはデビューから6年以上経過し、来年フルモデルチェンジされることを考えても、これから一番狙い目なモデルだといえます。
4代目フォレスターも悪くはないのですが、アイサイトの性能差を考えれば現行型を選ぶのが無難です。
やはり潜んでいる地雷に注意
先ほどフォレスターの水平対向エンジンにまつわるトラブルを説明しましたが、整備も満足にしていなかった中古フォレスターには危険な地雷が高確率で潜んでいます。
一般的にもスバルの中古車でハズレを引いてしまうと、マイナートラブルが絶えないと言われているので、見た目のキレイさだけで選ぶのは危険です。
このように安いほうに目を奪われるのも危険なことで、実車の整備状況などをしっかり確認することが必要です。
良いフォレスターに出会うならズバット車販売
引用:https://www.zba.jp
状態の良い中古車のフォレスターを見つけ出すのは、かなり難易度の高いことだといえます。
もし、そのようなことでお悩みならズバット車販売を利用してみることをオススメします。
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ズバット車販売は、専門知識を持った車探しのプロに任せることによって、安心して希望する車を探すことができることがポイントです。
様々な状態の中古フォレスターが流通する中から、後悔しない1台を見つけるためズバット車販売を利用するのは悪くない選択肢だといえます。
まとめ

フォレスターの自動車税にまつわる話から、トータルコストやフォレスターにまつわる噂まで、網羅的に解説しました。
世の中の噂には、かなりウソが織り交ざっていることが分かりますが、全く根拠がないわけでもないことが、真実を分かりにくくして原因です。
ただ、フォレスターの現行モデルや、予想される次期モデルは排気量が2.0リットル以下なので、なんとか我慢できる(?)自動車税といえるのかもしれません。

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