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ディーゼルのハイエース車って実際どう!?ガソリン車と徹底比較!
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この記事では、「ディーゼルのハイエース」について、X(Twitter)などの声を交えまとめてみました。ハイエースについて知り、車の売買にお役立てください。
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目次
ハイエースのエンジンについて

出典:トヨタ
まずはハイエースのエンジンのラインアップを解説します。どのようなエンジンが選べるのか見ていきましょう。
ラインアップは3つ
ハイエースのエンジンラインアップは、「2800ccディーゼル」「2700ccガソリン」「2000ccガソリン」の3つです(2025年2月現在)。
ハイエース(バン)の場合、この3つのエンジンの中から選べます。ただしグレードやボディ形状によっては選択できないエンジンもあるため、その点は頭に入れておく必要があります。
以下の表に、それぞれのエンジンの詳細スペックをまとめます。
| 2800ccディーゼル | 2700ccガソリン | 2000ccガソリン | |
| 形式 | 1GD-FTV | 2TR-FE | 1TR-FE |
| 種類 | 直列4気筒 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
| 使用燃料 | 軽油 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
| 総排気量(L) | 2.754 | 2.693 | 1.998 |
| 内径×行程(mm) | 92.0×103.6 | 95.0×95.0 | 86.0×86.0 |
| 最高出力〈ネット〉 kW(PS)/r.p.m | 111(151)/3,600 | 118(160)/5,200 | 100(136)/5,600 |
| 最大トルク〈ネット〉 N・m(kgf・m)/r.p.m. | 300(30.6)/1,000〜3,400 | 243(24.8)/4,000 | 182(18.6)/4,000 |
| 燃料供給装置 | コモンレール式燃料噴射システム | EFI(電子制御式燃料噴射装置) | EFI(電子制御式燃料噴射装置) |
| 燃料タンク容量 (L) | 70 | 70 | 70 |
出典:トヨタ「ハイエースバン」主要諸元表より
ディーゼルエンジンは、最高出力は控え目ですがその分最大トルクが高められていることが特徴的です。
ガソリンエンジンにおいては、2700ccエンジンのほうが2000ccエンジンよりも最高出力、最高トルク共に高く設定されておりパワフルです。
「ハイエースワゴン」ではディーゼルは選べない
ハイエースは、貨物タイプの「ハイエースバン」とは別に、乗用タイプの「ハイエースワゴン」も販売されています。ハイエースワゴンは2700ccガソリンエンジンのみのラインアップとなり、ディーゼルエンジンを選ぶことができません。
また14人乗りのロングモデル「ハイエースコミューター」では、ディーゼルとガソリンの両方が選べますが、ガソリンエンジンの場合は2700ccガソリンエンジンのみ選択可能です。(2000ccガソリンエンジンは選べない)。
| 車両タイプ | 選べるエンジン |
| ハイエースバン(貨物) | ・2800ccディーゼル ・2700ccガソリン ・2000ccガソリン |
| ハイエースワゴン(乗用) | ・2700ccガソリン |
| ハイエースコミューター(14人乗り小型バス) | ・2800ccディーゼル ・2700ccガソリン |
ハイエースのディーゼルとガソリンの比較

出典:トヨタ
ここではハイエースのディーゼルモデルとガソリンモデルについて、価格、燃費、走行性など、さまざまな面から比較します。どのような点で差が出てるのかを知っておきましょう。
価格
ハイエース(バン)の新車価格は、エンジン別に以下のようになります。
ディーゼルモデル新車価格帯:
3,284,600円~3,775,500円
ガソリンモデル新車価格帯:
2,449,500円~2,642,000円
※2025年2月現在、税込み価格、特別仕様車は除く
ご覧の様に、ディーゼルモデルよりもガソリンモデルのほうが価格が安めです。
ガソリンモデルであれば、エントリーグレードとなるDX(2WD・2000ガソリン・6A/T)を2,449,500円から購入することができますので、車両価格だけみればガソリンモデルの方が安上がりです。
燃費
メーカー側が公表するハイエース(バン)の燃費値を、エンジン、グレード別に以下の表にまとめます。
ディーゼルモデルの燃費値:
| グレード名 | 燃費(WLTCモード) |
| DX(2WD・2800 ccディーゼル) | 11.7km/L |
| スーパーGL(2WD・2800 ccディーゼル) | 12.4km/L |
| 特別仕様車スーパーGL“DARK PRIME S”(2WD・2800 ccディーゼル) | 12.1km/L |
ガソリンモデルの燃費値:
| グレード名 | 燃費(WLTCモード) |
| DX(2WD・2000ccガソリン) | 9.4km/L |
| DX“GLパッケージ”(2WD・2000ccガソリン) | 9.3km/L |
| 特別仕様車スーパーGL“DARK PRIME Ⅱ”(2WD・2000 ccガソリン) | 9.2km/L |
ご覧のように、ディーゼルモデルの方がガソリンモデルよりも燃費が良いです。
リッターあたり約2km/L程度差があるため、仕事などで毎日長く走行する人であれば、ディーゼルモデルのほうがコストパフォーマンスが良いのです。
なおガソリンモデルの燃費に関しては、以下のように「ゴミ」「クソ」「ランクル以下」など、厳しい意見も見られます。
走行での差
冒頭のスペック表でも記載したように、ディーゼルエンジンの最高出力は控え目であり151馬力です。しかしその分トルクを高めており(最大トルク300 N・m/30.6 kgf・m)、特に低速域では強力なパワーを発揮してくれます。
以下のように、「ディーゼルは発進がスムーズ」「扱いやすい」「あっという間にえらいスピードがでる」など、ディーゼルエンジンの走りを評価する声も目立ちます。
エンジン音
メーカーによれば、「ハイエースのディーゼルエンジンは超高圧で燃料で燃料室に直接噴出する電子制御式コモンレールシステムを採用しており~中略~、ディーゼルエンジンの概念を変えるクリーン性、低騒音、低振動を実現している」と述べられています。
しかしディーゼルエンジン特有の騒音やカラカラ音などは完全には解消できていないようです。
以下のように「ディーゼルはエンジン音がうるさい」「スポーツカーよりうるさい」「カラカラ音が脳裏に焼き付く」など、音に関する不満意見はガソリンモデル以上に多く見られます。
ハイエースでディーゼルを選ぶメリット・デメリット

ハイエースにおいて、敢えて価格の高いディーゼルエンジンを選ぶ意味はあるのでしょうか。ここではディーゼルを選ぶことのメリット、デメリットを紹介します。
メリット
ディーゼルのメリット:
・燃費が良い(ガソリンモデルより約2km/L程度良い)
・使用燃料が「軽油」のためリッター約10円ほど安い
・トルクが高く力強い加速感が味わえる(特に低速域)
・ディーゼルエンジンのほうが耐久性が高い
など
ディーゼルエンジンのメリットは、なんといっても燃費の良さ&軽油であることの燃料費の安さです。
ハイエースを仕事などで使用する場合、走行距離が20万km以上、30万km以上となることも珍しくありませんが、そのように長く使うことを想定している場合にはディーゼルエンジンのコスト的なメリットは大きくなります。
また、ディーゼルエンジンは耐久性もガソリンエンジンより高いため、その点も長く使う上では強みとなってくれます。
デメリット
ディーゼルのデメリット:
・車両価格が高い
・騒音や振動が大きい
・ディーゼル特有のカラカラ音がする
・ディーゼル特有のトラブルがある(排気ガス浄化装置「DPR」のトラブルなど)
など
ディーゼルのハイエースで大きなデメリットとなるのは車両価格の高さです。ディーゼルモデルはガソリンモデルより車両価格が約80万円~100万円程度高くなるため、慎重に検討する必要があるのでしょう。
また、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも騒音や振動が大きくなりやすいため、できるだけ静かな車内で移動したい方にはディーゼルモデルは不向きです。
ハイエースのエンジンに関するQ&A

最後にハイエースのエンジンに関する疑問点や注意点をQ&A形式でまとめます。
ハイエースのエンジンはどこにある?
ハイエースのエンジンは助手席の下に位置しています。助手席側のシートを上に開けると顔を出します。ハイエースは商用バンであるため、荷室を少しでも広くするべくこのようなレイアウトを採用しているのです。
ハイエースの駆動方式は?
ハイエースの2WDモデルはFR(フロントエンジン、リアドライブ)の駆動方式を採用しています。また2WDだけでなく4WDモデルも用意されています。
ディーゼルの「カラカラ音」って?
カラカラ音というのは、「カラカラカラカラ」もしくは「ガラガラガラ」と一定のリズムで鳴り響くディーゼルエンジン特有の騒音です。トラックや農業用トラクターの音をイメージするとわかりやすいです。
ハイエースのディーゼルエンジンは、トラックやトラクターに比べればカラカラ音は抑えられていますが、それでもある程度は鳴り響きます。カラカラ音は独特の癖があるため嫌う人も多いですが、「意外と好き」「落ち着く」という人もいます。
ハイエースの燃費はなぜ悪い?
ハイエースの燃費は、ガソリンモデルが約9km/L、ディーゼルモデルが約12km/Lとなり、現代の車としてはあまり良い数値とは言えません。
ハイエースの燃費が悪い理由として車両重量が大きいことが挙げられます。ハイエースは約1.6トンの車両重量があり、エンジンやボディの形状によっては約2トンを超えるグレードも存在します。車両重量が重いとおのずと燃費は落ちてしまいます。
また現行の200系ハイエースは、2004年にデビューして以来まだフルモデルチェンジをしていません。基本設計が約20年前のものとなり古いため、この点も燃費の悪さに関係しているのです。
ガソリンエンジンでも問題ない?
ハイエースの場合、ディーゼルエンジンの方が人気がありますが、ガソリンエンジンを選ぶことも間違いではありません。たとえばファミリーカーや車中泊用にハイエースを購入する人、チョイ乗り程度であまり沢山走行しない人などであれば、ガソリンモデルのほうが満足度が高くなることもあります。
まとめ

以上、ディーゼルのハイエースについて解説しました。
繰り返しとなりますが、ディーゼルのハイエースはガソリンモデルより燃費が良く、トルクも太く力強いため、仕事などで沢山走り、乗り潰すような人であれば恩恵は大きくなるでしょう。ただし、価格の高いことや、騒音面などのデメリットもあるため、良い点と悪い点をよく天秤にかけた上で選択したいところです。
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