BYDは売れないってホント!?実態とネット民の声を徹底調査!

BYDは売れない

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俳優の長澤まさみさんが「ありかも、BYD」というCMで少し認知度の上がっているBYDは、今のところ全然売れていないという噂です。

この記事では、普通の日本人があまり気にすることのないBYDの営業状況や、BYDに対するネット民の声を濃縮して解説します。

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BYDとはどのような自動車メーカーなのか知ろう

BYDとは

引用:https://byd.co.jp/

ここ数年、消費者のことは一顧だにせず突き進んできた「EV一本化」という謎施策によって、思わぬ躍進を遂げたのがBYDという自動車メーカーっぽい会社です。

最近ではCMなどの広告効果によって、ほんのりと知名度を上げているBYDですが、まずはどんな会社なのか知るところから始めましょう。

 

中国の比亜迪汽車工業有限公司

目にすることの多くなったBYDは、2003年に中国で設立された自動車メーカーで、中国における正式名称は「比亜迪汽車工業有限公司」です。

読めねーよ!と思うのも無理のないところですが、このBYDはEV界でテスラを上回るほどの急成長を遂げています。

このBYDという会社の特徴は、原材料の調達からバッテリー製造、車両組立まで一貫して行う垂直統合型のビジネスモデルにあって、恐ろしいほどのコスト削減力をもっているところでしょうか。


まあ、EVがメインストリームになる前提があるのなら、全世界の自動車メーカーはBYDに太刀打ち不可能でしょう。

BYDが侮れないのはEVだけにとどまらない強みで、実はPHEV(プラグインハイブリッドカー)にこそ注目すべきです。


未だに「中国製=粗悪品」というイメージをお持ちの方が多いでしょうが、ことEV”だけ”に関してはバカにできない仕上がりになっています。

 

日の出の勢い?BYDの国際展開

中国のBYDは、共産党政権による国策の影響を大きく受けているはずで、少なくともあり得ない国際競争力の源泉は国家による補助金だと言われています。

そもそも、環境利権と日本自動車メーカー(はっきり言えばトヨタですが)の追い落としを図ったEUの試みは破綻した状態です。

 

あのドイツですら青色吐息のなか、BYDはダンピング力を武器にEUへ安いEVを輸出しまくっています。


仮に「EV以外の新車販売を認めない」という主張を引っ込めないかぎり、EUの有名自動車メーカーは死に絶えるでしょう。

 

日本市場への進出

何となく最近になって現れた感じのするBYDですが、日本へ進出してきたのは2005年7月のことでした。

すぐに車を売り始めたわけではなくとも、最初に手掛けたのは大型電気バス「K9」で、日本国内での電気バスのシェアは7割に達しています。

そんなBYDが一般人にも認識されはじめたのが2023年あたりからで、個人向けにATTO 3を販売し始めたからです。

 

まあ、車の評価は後回しにするとして、EV後進国と言われる日本では苦戦必至でしょう。

ただ、中国製だからといってバカにするのは時代遅れな考えで、少しばかり真剣に中身を知る必要があります。

 

BYDが売れていないってマジなのか検証

BYDは売れていないのか検証

正直なところ日本と中国の友好関係は厳冬の時期が続いていたのが事実で、むしろ最近の雪解けムードが怖いくらいです。

厳冬期に日本上陸を果たしたBYDですが、日本で本当に売れていないのかを検証してみます。

 

日本進出後の販売台数

あまり自分には関係ないと思っている人にとっても、あのBYDが日本でどれくらい売れているのか気になるはずです。

まずは日本市場におけるBYDの販売台数を確認してみますが、大方の予想どおりの結果となっています(BYD発表値)。

 

販売年 販売台数
2023年 1,446台
2024年 2,223台

 

ちなみに日本市場での2024年新車販売台数は442万1494台なので、割合でいえば0.05%という”その他枠”です。

 

日本では売れていないが世界で売れているというのは事実で、EV販売におけるシェアはBYDがテスラを抜いて首位に立っています。

では日本でBYDが低迷している理由は何なのかを考えれば、日本市場の特殊性が考えられるでしょう。

 

そもそも日本ではEVが売れていない現実

つい1~2年前まで、日本のマスコミもこぞって「EVにしか未来はない」といった論調だったのを覚えているでしょうか。

マスコミだけではなく一国の総理が(菅総理大臣)、「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」なんて発言をしていました。

しかし日本国民は、いい意味でいえば賢明で、なおかつ悪い意味でいえば変化を好まない性質があります。

 

それに加えて充電インフラの整備不足が壊滅的で、BYDではなくても日本でEVを買うという行為はあり得ない選択肢となっています。

 

これが本命?BYDのPHEVモデル

BYDの日本法人は、2025年1月24日に2025年の事業方針発表会を開催し、そのなかでPHEV(プラグインハイブリッド)車両の日本市場導入を決定したとアナウンスしました。

日本の消費者がBYDに抱くイメージは「中国のEVメーカー」程度でしょうが、実はBYDの売り上げに占める割合はPHEVの方が上です(58.5%:2024年実績)。

 

ご存じのとおりPHEVは、コケつつあるEVと日本のお家芸であるハイブリッド車の中間のようなもので、両方の良いどこ取り的なモデルです。

中国政府がバックにつきダンピング攻勢を仕掛けられたら、トヨタ以外の日本自動車メーカーはヤバいのかもしれません。

 

BYDが日本で展開しているモデル

BYDの販売モデル

今のところ「まったく売れていない」といって差し支えのないBYDですが、現在販売しているモデルラインナップはどうなっているのでしょうか。

BYDはEV屋で、なおかつ中国製だからと侮っていると驚く未来を迎える可能性もあります。

そこで素直にBYDが日本で販売している現行モデルを確認することにしましょう。

 

ATTO 3

BYDが日本で初めて販売したEVモデルが、「ATTO3」というサブコンパクトクロスオーバーSUV(謎分類ですが)でした。

BYDは中国市場においては、発売するモデル名に中国の歴代王朝を採用していて、中国において「元」という名前で販売されています。

日本でATTO3という名前で販売されているモデルは、中国では「元プラス」という販売名の2代目モデルです。

 

中国製だとバカにしていると足元をすくわれるような出来で、EVというカテゴリに限っていえば日本車は太刀打ちできないかもしれません。

 

モデル名 ATTO3
全長×全幅×全高 4,455mm×1,875mm×1,615mm
車両重量 1,750kg
パワートレーン BEV
モータースペック 最高出力204ps・最大トルク310Nm
一充電走行距離 470km
新車価格 4,500,000円

 

DOLPHIN

BYDが日本投入の第二弾として発売したのが小型ハッチバック車の「DOLPHIN」で、2023年9月20日にデビューを飾りました。

車格でいうと日産・ノートあたりがライバルになり、BYDのなかではエントリーモデルという位置付けです。

王朝名が付けられていたモデルと違い、このDOLPHIN(イルカ:海豚)は海洋シリーズの一つで、EVとしては破格の安さが魅力でしょうか。

 

これまた高評価なわけですが、EVなら・・・という選択肢では全然アリかもしれません(長澤まさみさんのCMみたいですが)。

 

モデル名 DOLPHIN
全長×全幅×全高 4,290mm×1,770mm×1,550mm
車両重量 1,520kg~1,680kg
パワートレーン BEV
モータースペック 最高出力95~204ps・最大トルク180~310Nm
一充電走行距離 400~476km
新車価格 3,630,000円~4,070,000円

 

SEAL

BYD「SEAL」は、日本投入第三弾のセダン型モデルで、ライバルはズバリ!テスラのモデル3といった感じです。

そもそもセダン人気が凋落している日本で売れるのか疑問なのですが、むしろ日本メーカーが及び腰な領域を攻めるあたり好印象を受けます。


EV後進国といわれる日本ですが、ことEVに関しては”かつてお手本にした”中国という国を意識せざるを得ないようです。

 

モデル名 SEAL
全長×全幅×全高 4,800 mm×1,875 mm×1,460 mm
車両重量 2,100kg~2,110kg
パワートレーン BEV
モータースペック 最高出力312ps・最大トルク360Nm
一充電走行距離 575~640km
新車価格 5,280,000円~6,050,000円

 

SEALION7

BYDは日本のEVユーザーの属性や志向を研究しているようで、日本に投入する第四弾は高級ロスオーバーモデルの「SEALION7」です。

価格などは未定ですが、それでもテスラのはるか下をいくことは確実でしょう。

今や日本市場におけるBYDの敵はテスラや日本自動車メーカーではなく、日本人がEVを現実的な選択肢として考えられるかです。

 

BYDの新車を発表するタイミングは絶妙な感じで、飽きられないような配慮をしているのでしょう。

このSEALION7のあとは気になるPHEVモデルの発表なので、気を抜かず注目していきましょう。

 

これからも日本で売れないと予想するネットの声

BYD嫌いの意見

BYDが一般消費者向けにEVの販売を開始したのは2023年1月のことで、今まであまり売れていないのは驚くようなことではありません。

しかしネットなどを見るとBYDは今後も日本では売れないという意見が多く、それにはいくつかの理由が考えられます。

そこでBYDは売れないという声の中身を確認して、ホントに売れないままになってしまうのか考えてみましょう。

 

BYDの車は火災が怖いという声

BYDの販売している車はEVもしくはPHEVで、全てのモデルに自社製リチウムイオン電池を搭載しています。

そこで懸念されるのが「中華製リチウムイオン電池による火災」リスクです。

 

リチウムイオン電池の発火リスクは大きな懸念材料で、そもそも日本でEVが売れない理由の一つになっています。

また2025年1月に発生した米ロサンゼルスの山火事では、EVの問題点が浮き彫りになっています。


災害の多い日本においてBYDのEVという選択肢は、なかなか考えられないのが現実です。

 

中国製品のクオリティに対するイメージ

かなり昔であれば欧米において日本製品は「安かろう、悪かろう」というイメージで語られていました。

それが日本製品のクオリティが上がり、それ以降は中国製品に対して粗悪品のイメージが定着し、そのイメージを払しょくできない方は多いと思います。

 

このように脊髄反射的に「中華製=粗悪品」と思っている方は多く、つまりはBYD=粗悪品というイメージで語られがちです。

 

現実にはハイクオリティな製品と相変わらずな粗悪品が混在している状態で、少なくともBYDは悪い製品ではありません。

 

しかし侮れないBYD

いまだ売れていないBYDですが、ラインナップがEVだけでは売れない状態が続くものと考えられます。

しかし日本でもEVのシェアが高まってきたとしたら、BYDがトップランナーに躍り出る可能性は否定できません。

 

BYDの凄さはクオリティに対するコスパの良さで、いくら中国政府の補助金がジャブジャブ入っているとはいえ脅威です。

また2025年中に投入するというPHEVモデルも侮れない存在になるでしょう。

ただ、世界的自動車メーカーのひしめく日本市場は、海外メーカーにとってレッドオーシャンなことに変わりはありません。

 

怖いもの見たさならカーセンサーを利用しよう

日本国民のほとんどが様子見状態といえるBYDのEV・PHEVモデルですが、今ならほとんど誰とも被らないというメリット(?)があります。

怖いもの見たさという冒険心を満たしたいなら、カーセンサーでBYDの中古車を探してみることがオススメです。

提携先の多いカーセンサーなら、売れていないから流通台数の少ないBYDの中古車を効率よく探すことができます。

また、もう怖いもの見たさにチャレンジしてしまったBYDオーナーが、少しでも高く売るときにもカーセンサーを利用しましょう。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、売却先の比較対象が多くなるのが特徴です。

買い手を探すのが難しいBYDであっても、必ず売却先が見つかります。

 

まとめ

BYDまとめ

日本市場は海外自動車メーカーにとっては厳しい市場で、プレミア感皆無なBYDであれば売れないのは当然です。

当のBYDも日本での販売台数より、日本で認められてステータス性を高めることが目的らしいので、売れずとも撤退はしないでしょう。

つまり買ってから困ることはないわけで、EVに興味がある方であれば魅力的な選択肢かもしれません。

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