事故車の査定はどれくらい下がる⁉︎SNSの口コミと注意点まとめ

事故車の査定

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新車では聞かない言葉ですが、中古車の売り買いでは「事故車」なるワードを目にすることがあります。

事故車は査定額が低くなると聞くことが多いものの、実際にどのような査定になるのか、SNSの口コミを交えながら注意点を詳しくまとめてみました。

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よく聞く「事故車」とはどんな車を指すのか?

事故車の定義

事故車という言葉からして「事故を起こした、あるいは事故に巻き込まれた車」だと思いがちですが、こと中古車業界においては若干違う意味があるようです。

そこで、中古車業界でいうところの「事故車」の定義を知り、どんな車が事故車と呼ばれるのか整理しましょう。

 

軽度な事故では事故車にならない不思議

事故による車の損傷には様々なケースがあり、運転の下手な人がやりがちな縁石へのボディの擦りキズから、車同士の正面衝突による全損まで多種多様です。

キズや凹みを直さないで走っている車を意外と多く見かけますが、あれらは全て事故車なのでしょうか。

実はその程度のキズであれば、中古車業界の定義でいえば事故車には当たらない確率が高いのです。

事故を起こしていても事故車にならないのは不思議なことですが、事故を起こしただけでは事故車にはなりません。


事故車にならなくても周囲のドライバーから警戒されるし、なにより直さないと内部で錆が進行して事故車扱いになる可能性があることは理解しておきましょう。

 

事故車と呼ばれるのは「修復歴・修理歴あり」の車

事故車とは修理歴ありの車

中古車業界では事故車という言葉を使わず、そのような車は「修理歴あり」とされます。

では先ほどの軽度なキズや凹みを修理した場合、それが修理歴に該当するのか気になりますが、これまた修理歴には当たりません。

中古車業界で「修理歴あり」になるのは、事故や災害などで「車の骨格に関わる部品やパーツが損傷し、それらを修理・交換」した場合です。

具体的には、以下の部分を修理・交換したら修理歴に該当します。

  • フレーム
  • フロントインサイドパネル(エンジンルームの左右に設置されたパネル)
  • ルームフロアパネル(床面のパネル)
  • フロントクロスメンバー(車体の骨格を構成するパーツ)
  • トランクフロアパネル(座席とトランクの間に設置された壁)
  • ピラー(屋根を支える柱であり車体全体の強度を上げる部材)
  • ダッシュパネル(エンジンルームとキャビンの間に設置された壁)
  • ルーフパネル(屋根のパネル)

見て分るとおり、車の強度を保つためになくてはならない部分ばかりで、これなら査定に影響が及ぶのも無理のないことです。

 

可哀想にリストにあるどこかを交換することになったのでしょう。残念ながら査定は確実に下がります。

 

事故で一方的な被害者の場合は損をしない可能性もあり

先ほど修理歴に該当する修理箇所を挙げましたが、交通事故で自分に過失のないケースでは「修理歴あり」になっても損をしない可能性があります。

信号待ちで追突されたなど過失のないケースでは、修理費用は100%加害者側の負担になりますが、それ以外にも車両の査定価値に関わる損害賠償を求める事もできます。

事故による査定低下額は「事故減価額」と呼びますが、これを請求するためには日本自動車査定協会による「事故減価額証明書」が必要です。

この事故減価額については見落としがちなので、もらい事故などに遭ったら冷静に対処しましょう。

 

場合によっては事故車以上に評価が下がるケース

事故車以上に評価の低いクルマ

事故や災害で重要パーツに損傷が及び、それで査定額に影響が出ることは理解できたと思います。

実はこのような修理歴以外のも買取り評価が大きく低下してしまうケースがあり、最近はかなり目立つようになってきました。

ここからは、最近多くなった車への被害について考えてみましょう。

 

ゲリラ豪雨などの水害で増えている水没車

最近になって確実に増えているのはゲリラ豪雨などによる水害で、それによって水没車(冠水車)も多くなっています。

内閣府の発表でも豪雨による水害は増えているので、頻繁に水害のニュースを目にする機会が増えているのは気のせいではありません。

水害に比例して増えている水没車ですが、冠水の程度によっては事故車以上に査定が下がる、あるいは廃車の可能性があります。

冠水といってもタイヤの下半分が水に浸かった程度ではほとんど問題はありませんが、マフラーが水に浸かっているとリスクが跳ね上がります。

下手をするとエンジン破損に繋がるウォーターハンマーというトラブルが起き、また乾かしたとしても電気系統を含めた故障が起きやすくなるポンコツ車の出来上がりです。

 

見た目だけキレイにしたところでポンコツに変わりなく、事故車になるよりハイリスクな事象だといえます。

 

雹に振られてボコボコになった車

水害ほどではないにせよ、天気急変から雹が降ってくることも増えたような気がしないでしょうか。

少し前の事例ですが、2000年5月に北関東で発生した大規模な雹害では、群馬県と茨城県の両県で約3万3000台の自動車が損傷を受けています。

 

最近も八王子市で雹害が発生しましたが、自然災害はいつ起こるか予想が難しいものです。

雹害で厄介なのは車のルーフがボコボコになってしまうことで、ルーフパネルを修理すると修理歴ありになってしまいます。

ただ、エンジンや電装関係は無傷なことが多く、買う側にとっては雹害による事故車はお買い得な可能性があります。

 

事故車はどれくらい査定が下がってしまうのか知ろう

事故車のマイナス具合

新車から何事もなく走行してきた車より事故車の査定が低くなるのは当然だとして、問題はどれくらい査定額が下がってしまうかという点です。

ここからは事故車の査定について、その現実を確認していくことにします。

 

新しいクルマほど事故車としての減額は大きい

事故車の査定による減額は、一般的には軽自動車で20万円前後、普通車で30~50万円だといわれています。

額で聞いてもピンとこないかもしれませんが、年式の新しいクルマほど減額率が高くなり、かなり損をした感覚になるはずです。

それというのも、人気車であれば期待できる高いリセールバリューが事故車になれば無かったことのようになるからで、アルファードなどの新車で事故車になったら目も当てられません。

 

この言い分からして過失なしの被害者のようですが、お怒りの気持ちは理解できても現実は変えられません。

 

これも意外と無視されている事実で、ランクルやGクラスのような投機対象であっても、修理歴がついてしまったらただの事故車に成り下がります。

 

事故車でなくても査定に影響を与えるキズなど

修理歴のないクルマであっても、車体についたキズの程度によって査定額が下がってしまうことがあります。

一つの目安としては「1cm以上のキズや凹み」で、これらがある場合には査定額が下がる可能性が高いでしょう。

これはガイドラインに沿って査定を行っているためですが、1cm四方ほどの小さなへこみがあると1万円の減額対象となります。


だいたい車についたキズは、オーナー自身が理由を把握していることが多く、納得する事例がほとんどでしょう。

ただし査定による減額は買取業者によって差が見られるようで、人気車種であればキズに目をつぶるケースもあるようです。

 

一方で例のB社のようなキズを悪用する事例も見られたことから、どの程度のキズが付いているか把握しないのは危険だといえます。

 

最悪の場合は査定すらできないことも

中古車の買取査定の基本は、登録年度と走行距離、そして車種やグレードで査定額が算出されます。

修理歴の有無やキズなどはそれに加味される要素なので、基本の買取額が低くて修理歴があったりすると査定すらできないこともあり得ることです。

少なくとも買取った車を再販(中古車として販売)する業者なら、修理費用を掛ける価値があるのか無いのか天秤にかけます。

それで割に合わないような事故車であれば、査定価格を出す作業は全くの無駄です。

 

このようなケースでは自動車税などの維持費も無駄になるので、早めに廃車という結論を出したほうが良いでしょう。

 

事故車を売却するときの注意点と高く売るためのコツ

事故車を売るときの注意点

事故車の場合は査定額が下がるのは避けられないとして、それでも「1円でも高く売りたい」と思うのは当然のことです。

では事故車を売却するとき高く売るコツや、注意点はどこにあるのか考えてみましょう。

 

査定時に修理歴を隠すのはヤバい行為です

事故車であれば査定額が下がるからといって、修理歴を伏せておくことだけは絶対に止めておきましょう。

愛車を売却するとき修理歴などを申告する義務があり、それを隠して契約することは虚偽の売買契約を締結したことになってしまいます。

車買取業者はプロ(がほとんど)なので、修理歴を隠していても確実にバレてしまうし、そうなってしまうと告知義務違反として罪に問われる可能性もあるので絶対にやめましょう。

 

修理歴を隠してドキドキするのは百害あって一利なしの行為です。

 

査定前に修理はしないことがオススメ

事故車を査定に出すときには、修理などせずにそのままの状態で査定してもらいましょう。

酷い事故車の場合、修理したところで確実に修理歴ありになってしまうので、何もしない状態で価値判断をするべきです。

また修理歴ありにならない場合でも、かけた修理代に見合う査定額になる保証はないので、キズなどもそのままにして査定を受けましょう。

 

事故や被害に遭ったらなるべく早く査定してもらう

事故に遭ったら早く査定を受けよう

これは事故車だけに限った話ではありませんが、愛車を売ろうと思ったなら一刻も早く査定してもらいましょう。

事故車であっても、そこから年数が経つほど価値は落ち続けていきます。

売るか売らないかは査定額を見てから決めればいいので、すぐに査定を受けることを考えておきましょう。

 

愛車の売却相場を調べておく

事故車にも様々な程度がありますが、修理歴ありだとしても走行に大きな問題がないようなら、愛車の売却相場は調べておくべきです。

売却相場を知ったうえで査定を受ければ、事故歴だけで評価を下げ過ぎなのか妥当なのか判断ができます。

それを知らずに査定を受けたとしたら、提示された金額が安すぎたとしても気付けないでしょう。

 

これは事故車ではなかったのですが、愛車の価値を全く理解していなかったためビッグモーターに騙された事例です。

このように事故車であっても驚きの価格で買取られるケースもあるので、以下のケースを肝に銘じておきましょう。

 

流石「ランクル」といったところですが、何も知らなければ20年落ちという理由だけで0円買取もあり得ます。

 

カーセンサーで多くの査定を比較して損を防ぐ

もし愛車が事故車だったとして、査定が低くなっても「少しでも高く売りたい」という結論に達したら、1件でも多くの査定を比較することが重要です。

そこで利用したいのが一括査定サイトの「カーセンサー」で、多数の買取業者を競わせることで効果買取の可能性がアップするでしょう。

一括査定サービス選びのポイントは、提携事業者数や、最大同時見積数ですが、その点を比較するとカーセンサーの一括査定が最高の選択肢といえます。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、比較対象が多くなるのが特徴です。

事故車といっても程度の差が大きくそれだからこそ査定に差が大きくなりがちで、損をしないためにもカーセンサーを利用してみましょう。

 

まとめ

まとめ

事故車と呼ばれる車の定義と査定におけるマイナスポイントを中心に解説しました。

事故車とされる修理歴ありの車でも、修理の程度や車種の人気度によって取りうるべき選択肢は大きく異なります。

なにより大事なのは事故車であってもその価値を知ることで、一刻も早く多くの査定をすることをオススメします。

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