カローラスポーツは売れないってホント⁉︎相場も徹底調査!

カローラスポーツが売れない

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カローラスポーツは、現行型カローラのなかのハッチバックモデルで若々しいデザインと、スポーティーは走りが魅力です。

カローラ全体が好調な売れ行きを示すなか、カローラスポーツだけは売れていないというのですが、それはホントのことなのでしょうか。

この記事では、カローラスポーツの販売状況を確認し、売れていない理由と中古車相場を徹底解説します。

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カローラスポーツとはどんなモデル?その特徴

カローラといえば累計販売台数世界記録を、現在進行形で更新し続けているトヨタを代表する世界戦略車です。

現在カローラの名を冠するモデルは4車種あり、その中でカローラスポーツがどのような立ち位置のモデルなのか特徴を知ることから始めます。

 

カローラスポーツは世界的に人気のハッチバックモデル

カローラスポーツは5ドアハッチバックモデルであり、このスタイルは世界的に最もポピュラーなスタイルでした。

「でした」という過去形で話すのは、最近ハッチバック人気が世界的に陰りを見せているからです。

かつては若い世代の第一選択肢になっていたハッチバック車は、今ではSUVに取って代わられています。

カローラスポーツに話を戻せば、海外サイズの典型的Cセグハッチバックタイルで、「乗るたびに、心が弾む。おしゃれな相棒系カローラ。」がキャッチコピーです。

 

グレード パワートレーン 駆動方式 車両価格
G”Z”(ハイブリッド) 1.8L+モーター 2WD 2,978,100円
G”Z”(ガソリン) 2.0L 2WD 2,728,100円
G(ハイブリッド) 1.8L+モーター 2WD 2,726,500円
G(ガソリン) 2.0L 2WD 2,476,500円
G”X”(ハイブリッド) 1.8L+モーター 2WD 2,470,000円
G”X”(ガソリン) 2.0L 2WD 2,210,000円

 

なぜカローラスポーツが先頭バッターとして登場したのか

カローラスポーツが期待されたわけ

カローラスポーツがデビューしたのは2018年6月のことで、その新車発表会では当時の豊田章男社長が自らカローラへの思いを語るなど、並々ならぬ力の入ったものでした。

TNGAプラットフォームをベースに開発されたカローラスポーツは、実質的にはトヨタ・オーリスの後継車種です。

実はカローラにハッチバックモデルが復活したのは17年ぶりのことで、これにはトヨタのある思いが詰まっていました。

それまでのカローラユーザーといえば、セダンは平均年齢70歳、ワゴンでは約60歳と、完全に高齢者用モデルとなっていたことを変えようという思いです。

若い人にも目を向けてもらえるカローラという考えが、カローラ4兄弟の先頭バッターとしてカローラスポーツが選ばれた大きな理由だったといえます。

 

カローラスポーツの販売台数を確認

カローラスポーツ発売にあたり、トヨタが立てた月間販売目標台数は2,300台でしたが、実際の販売台数はどうなのでしょうか。

 

年月 ガソリンモデル ハイブリッドモデル
2024年12月 100台 630台
2024年11月 90台 670台
2024年10月 140台 520台
2024年9月 170台 580台
2024年8月 150台 480台
2024年7月
2024年6月 180台 640台
2024年5月 200台 480台
2024年4月 240台 490台
2024年3月 350台 420台
2024年2月 270台 320台
2024年1月 300台 380台

 

2024年におけるカローラ全体の平均月間販売台数は13,913台なので、カローラスポーツの販売不振が際立っています。

 

カローラスポーツが思いのほか売れていない理由

カローラスポーツが売れない理由

天下のトヨタ自動車で、カローラというビッグネームを背負ったカローラスポーツは、なぜここまで売れていないのでしょうか。

あらかじめ断っておけば、カローラスポーツは決して悪い車ではありません。

それにも関わらずカローラスポーツが売れない理由について、いくつかの側面から考えてみましょう。

 

そもそも日本でハッチバックタイプが低迷している

カローラスポーツが売れていない大きな原因は、しばらく続いているハッチバック車の人気凋落です。

かつてのハッチバック車は、若い世代の第1選択肢だったといっても過言ではなく、どの自動車メーカーも魅力的なモデルを販売していました。

 

オジサンたちの青春を支えたハッチバック車は、今ではセダン並みに絶滅危惧種となっています。

力の入っていた豊田章男社長も、若い子たちのニーズの変化に気が付けなかったのかもしれません。

 

SUV人気の影響も無視できない

若い世代の興味がハッチバック車から離れた今、そのようなユーザーはどんなモデルを買っているのでしょうか。

市場の動向を見ていくとニーズは二極化していて、コンパクトSUVへ流れた層と、「動けば良い」というコスパ重視の軽自動車ユーザーに分かれます。

 

さらに言ってしまえば、あまりにも貧しくなって車など買えない若者も増えています。

こんなことを考えていては身も蓋もないのですが、カローラスポーツなど夢のまた夢・・・なのかもしれません。

 

ターゲット層には高い価格設定

トヨタ自動車の狙いとしては、カローラスポーツは20代から30代の若い層をターゲットにしたモデルです。

ただ、さっきの口コミでも分かるように若い世代が200万円を軽く超えるカローラスポーツを買うことなどできません。

もし買えるような若者でも、その目線の先にはハッチバック車以外のモデルがあり、完全にマーケティングの失敗だといえるでしょう。

 

おそらくトヨタ自身が理解しているはずで、SUVのライズやヤリスクロスあたりの購買層を考えれば明らかです。

 

よく言われるように「お金の若者離れ」を解決しなければ、カローラスポーツの失敗は繰り返されるでしょう。

 

後部座席が狭いと不評

ハッチバック車が減ってきたからなのか、比較対象を誤ったような評価が下されることがあります。

カローラスポーツでは「後部座席が狭い」と感じるユーザーが多いようで、これはハッチバック車の特徴を知らないから感じる感想です。

 

ハッチバック車の多くは、運転操作性を最重視したモデルが多く(多かった?)、後部座席に快適性を求めてはいけません。

ただ、欧州市場などでもハッチバック車の利便性の低さが言われ始めていて、快適性を損なうデザインは廃れていく運命のようです。

 

通には高評価なカローラスポーツ

実際にカローラスポーツを利用しているユーザーからは、そこそこなパワフルさと、そこそこな燃費の良さ、そして軽快なハンドリングなど評価ポイントが多く挙がっています。

言ってみれば「過激すぎないスポーティーさ」がカローラスポーツの売りで、スパルタンなモデルはGRカローラの役目となりました。

 

残念ながらカローラスポーツのMTモデルは、GRカローラのデビューに合わせて廃止となってしまいました。

さすがにMT車が希望でも525万円のGRカローラを買えるわけもなく、そうなれば中古のカローラスポーツしか選択肢はありません。

 

人気がイマイチなカローラスポーツの中古車相場

カローラスポーツの中古車相場

思ったように売れていないカローラスポーツですが、中古車相場はどうなっているのでしょうか。

一般的なトヨタ車はリセールバリューの高さがメリットでも、人気のないカローラスポーツオーナーであれば心配なポイントです。

ここからは、カローラスポーツの中古車価格と口コミを確認しながら、カローラスポーツの売却で損をしない方法を考えてみましょう。

 

具体的なカローラスポーツの中古車価格

トヨタ車としてはという前提条件が付きますが、売れていないカローラスポーツの中古車を調べてみると943台がヒットします(2025年2月10日現在:カーセンサー調べ)。

カローラスポーツの中古車は102万円~357 万円という価格帯で、高い価格となっているのはTOM’sのオプションマシマシの個体です。

 

2022年10月に行われた一部改良でMTモデルや4WDモデルがなくなったので、それらは高めのプライスが付けられています。

一方で安い方を見てみると使いこまれた中古車が多いので、値段だけで飛びつくのは考えものです。

 

カローラスポーツのリセールバリューとは?

カローラスポーツは販売台数が思うように伸びていないので、カローラスポーツのオーナーさんにとってはリセールバリューが心配になるとことです。

 

経過年数 ガソリンモデル残価率(最大) ハイブリッドモデル残価率(最大)
半年後 93.81% 100.13%
1年後 91.03% 93.82%
2年後 82.89% 80.65%
3年後 72.62% 70.02%
5年後 51.67% 56.69%
7年後 30.03% 40.91%

出典:ユーカーパック

 

売れていないわりに高年式だと残価率が高いのですが、これはカローラ系全てが受注停止になっている影響だと思われます。

また、売れていないということは流通する中古車も少ないということで(カローラツーリングは1,724台)、その点はリセール的には有利なポイントです。

 

カローラスポーツに関する口コミ

カローラスポーツに関する口コミを調べてみると、なぜか悪口が多いようですが、その理由は様々です。

 

トヨタ車好きに多いのが欧州車(特にドイツ車)を敵視する人で、そんな香りを漂わせるカローラスポーツが気に入らないのでしょう。


カローラスポーツで致命的だった(という感想)だったのが、マイチェン時にMTモデルがなくなったことです。

かといってGRカローラを買えるわけでもなく、少数派となったMT車好きにとっては痛恨のモデル落ちでした。

 

諦めるのは早い!カーセンサーを利用して損を回避

カローラスポーツは、あまり売れていないが故に悪徳買取業者が「不人気車なので買取価格もイマイチですよ」なんてウソをつきます。

そんな口車に乗っては一生後悔することになり、カローラスポーツを売るときには人工夫が必要です。

そこでオススメなのが一括査定サイトの「カーセンサー」を利用することで、多数の買取業者を競わせることで高価買取の可能性がアップするでしょう。

一括査定サービス選びのポイントは、提携事業者数や、最大同時見積数ですが、その点を比較するとカーセンサーの一括査定が最高の選択肢といえます。

カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、比較対象が多くなるのが特徴です。

カローラスポーツの買取価格は業者によって雲泥の差がつくので、損をしないためにカーセンサーを利用しましょう。

 

まとめ

カローラスポーツまとめ

「良い車なのに売れない」を体現したようなカローラスポーツですが、何度も言うように良質なドライバーズカーです。

不人気車(トヨタ車としては)であるが故、むしろ自分の個性を主張できる希少なモデルかもしれません。

そろそろフルモデルチェンジが近づいているようですが、今一度カローラスポーツで5ドアハッチバック車の魅力を知って欲しいものです。

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