リセールバリューの低い車ランキング

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今回はリセールバリューの低い車にスポットをあて、トップ10のランキング形式で紹介していきます。

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リセールバリューとは?

リーセルバリューとは

「リセールバリュー」とは、物を購入しその後売却することになった際の価値(値段)のことです。直訳すると「Resale」には再販、「Value」には価値という意味があります。

車に限った話でなく、不動産・衣服・電化製品など、さまざな物でリセールバリューが意識されています。

リセールバリューの計算方法

リセールバリューは、「売却価格÷購入価格x100=リセールバリュー(%)」で計算できます。

たとえば200万円で購入した車を100万円で売却した場合、差額は100万円でリセールバリューは50%です。200万円で購入した車を120万円で売却した場合、差額は80万円でリセールバリューは60%です。この場合、後者のほうがリセールバリューが高く、お得な売買ができていることになります。

購入価格 売却価格 リセールバリュー
200万円 100万円 50%
200万円 80万円 60%

リセールバリューの低い車ランキング(国産車)

リセールバリューの低い車ランキング

それではどのような車種のリセールバリューが低いのでしょう。ここでは5年落ちの国産車にスポットをあて、リセールバリューの低い車上位10位をランキング形式で紹介します。

1位 日産・フーガハイブリッド

「フーガハイブリッド」は、日産のフラグシップセダン「フーガ」のハイブリッドモデルです。新車価格は600万円後半~となり高額ですが、売却時には100万円以下になることもあり、リセールバリューはだいぶ低い状況です。

新車価格:654.9万円~709.9万円
5年落ちの売却相場:122.4万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:17~18%前後

2位 三菱・ミラージュ

「ミラージュ」は、三菱自動車が販売するコンパクトカーです。世界的に展開しているグローバルモデルであり、万人向けの作りとなっていますが、中古では値崩れが起きやすく、コンパクトカーとしてはリセールバリューが特に低い車となっています。

新車価格:149.1万円~164.5万円
5年落ちの売却相場:31.2万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:18~20%前後

3位 日産・リーフ

「リーフ」は、日産が販売するEV(電気自動車)です。日本の電気自動車を牽引するモデルとして注目されていますが、中古となると価値が下がりやすいです。これはリーフに限らずEV全体的にいえる傾向です。

現行2代目も値崩れが進んでいますが、初代リーフはさらに値崩れが進んでおり、10万円以下での売却となることもあります。

新車価格:370.9万円~480.6万円
5年落ちの売却相場:98.4万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:20~26%前後

4位 日産・マーチ

「マーチ」は、日産が販売するコンパクトカーです。日産のロングセラーモデルとなり、長く親しまれているコンパクトカーではありますが、中古車市場では値崩れしやすく、リセールバリューは低めです。

新車価格:128.9万円~187.7万円
5年落ちの売却相場:40.2万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:21~31%前後

5位 日産・ノート

「ノート」は、日産が販売するコンパクトカーです。日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載し、ハイブリッドカーでありながらまるでEVかのような走行ができる点が注目されているモデルです。しかし新車は人気があるものの、中古は敬遠されやすい傾向にあり、リセールバリューは低めです。

新車価格:229.9万円~269.1万円
5年落ちの売却相場:60.2万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:22~26%前後

6位 トヨタ・SAI

「SAI」は、トヨタが販売していたセダン型のハイブリッド専用車です。発売当初は注目されていたものの、プリウスの影に隠れやすく、またハイブリッド車が増えたこともあり、人気がイマイチ伸びず2017年に一代限りで生産終了となったモデルです。中古車市場でも比較的安い価格で取引されています。

新車価格:330.4万円~434万円
6年落ちの売却相場:102.5万円(2023年12月現在 ※5年落ちのデータがないため6年落ちモデルとして記載)
リセールバリュー:23~31%前後

7位 トヨタ・クラウン

「クラウン」は、トヨタが販売する高級セダンです。クラウンを購入する層は、モデルチェンジが行われると次の新型クラウンに乗り換えていく傾向があるため、中古車市場には旧モデルの在庫が溢れやすく、値崩れも起きやすい傾向です。

新車価格:460.6万円〜739.3万円
5年落ちの売却相場:173.5万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:23~37%前後

8位 トヨタ・スペイド

「スペイド」は、トヨタが販売していたコンパクトワゴンです。「トヨタ・ポルテ」の姉妹車にあたり、片側の1枚大型のスライドドアが注目されたモデルでした。しかし両側スライドアのワゴンが人気となったことなどが影響し存在感を失い、2020年に1代限りで生産終了しています。中古車市場でも両側スライドドア搭載車に押されており、リセールバリューは低い状況です。

新車価格:191.4万円~224.4万円
5年落ちの売却相場:56.2万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:25~29%前後

9位 レクサス・GS

「GS」は、レクサスが販売するセダンであり、レクサスセダンの中ではちょうど中間に位置付けられるモデルです。レクサスは全体的に中古になると一気に価格が落ちるブランドではありますが、中でもこのGSは値崩れが大きい傾向です。

新車価格:588.8万円~800万円
5年落ちの売却相場:219.3万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:27~37%前後

10位 マツダ・アテンザ

「アテンザ」は、マツダが販売するフラグシップセダンです。マツダの掲げる「魂動(こどう)」デザインを取り入れ、凛とした姿が魅力的なモデルではありますが、他のセダンと同様、中古車市場では値崩れが進んでいます。

新車価格:283万円~419万円
5年落ちの売却相場:120.7万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:28~42%前後

リセールバリュの高い車ランキング(国産車)

リセールバリューの高いランキング

次に、リセールバリューが高い車をランキング形式で紹介します。こちらも5年落ちの国産車にスポットを当てピックアップしていきます。

1位 トヨタ・アルファード

「アルファード」は、トヨタの販売するフラグシップミニバンです。街乗りから旅行、送迎などさまざまな用途に使え、海外への輸出需要もあるため、値崩れは起きにくい車です。車両によってはリセールバリューが100%近くになることもあります。姉妹車である「ヴェルファイア」も同様にリセールバリューが高めです。

新車価格:359.7万円~775.2万円
5年落ちの売却相場:360.7万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:46~100%前後

2位 スバル・WRX STI

「WRX STI」は、スバルの販売するスポーツセダンです。スバルのSTIグレードには、モータスポーツで磨き上げたさまざな技術が投入されており、唯一無二の高性能スポーツ4WDセダンの世界を作り上げています。コアなファンも多く、競技車としての需要もあるため、なかなか値崩れが起きにくい車です。

新車価格:416.9万円~474.1万円
5年落ちの売却相場:374.3万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:78~89%前後

3位 トヨタ・ランドクルーザー

「ランドクルーザー」は、トヨタが販売するフラグシップSUVです。ランドクルーザーの悪路走破性は世界的にも評価が高く、砂漠地帯や山岳地帯など、さまざまな環境の国・地域から需要があります。それでいて高級セダンのような乗り心地も備えており都市での需要もあるため、リセールバリューは高い数値を維持しています。

新車価格:482.7万円~697.4万円
5年落ちの売却相場:449.6万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:64~93%前後

4位 スズキ・ジムニー

「ジムニー」は、スズキが販売する軽のSUVです。軽自動車ながら「ラダーフレーム」や「パートタイム4WD」といった本格的なオフロード4WDの技術を多々投入しており、前述したランドクルーザー同様、世界的にも評価の高い国産SUVです。もともとファンが多く、さらに最近はアウトドア需要が高まっていることもあり、中古でも高く売却できる状況が続いています。

新車価格:155.5万円~190.3万円
5年落ちの売却相場:114.3万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:60~73%前後

5位 日産・フェアレディZ

「フェアレディZ」は、日産が販売する2シータースポーツカーです。国産スポーツカーは国内外から安定した人気があり、流通量自体もさほど多くはないため、値崩れは起きにくい状況です。同様に「日産・GT-R」「トヨタ・86」「ホンダ シビック TYPE R」といったお馴染みの国産スポーツカーも人気であり、リセールバリューは高めです。

新車価格:362.3万円〜652万円
5年落ちの売却相場:287.7万円(2023年12月現在)
リセールバリュー:44~79%前後

外車のリセールバリューは?

外車のリセールバリュー

ここまでは国産車のリセールバリューついて紹介してきましたが、外車のリセールバリューはどのような状況になっているのでしょう。ここでは外車にスポットを当て解説します。

外車は全体的にリセールバリューは低め

外車のリセールバリューは国産車から比べると低い傾向です。「外車を購入するのは富裕層が多く中古車は敬遠されやすい」「もともと車両価格が高いため値崩れの幅が大きい」等の理由でリセールバリューは低くなりがちです。

BMW5シリーズ、ベンツEクラスなどポピュラーなモデルは低い

「BMW・5シリーズ」「メルセデスベンツ・Eクラス」「アウディ・A6」といった各メーカーの主力となるクラスのモデルは、流通量も多いことから値崩れが起きやすいです。またこうしたクラスの車を購入する層は、フルモデルチェンジがあるとすぐに次期型に乗り換えることが多く、これも流通量の増加とリセールバリューの低下を促しています。

ベンツGクラスやフェラーリなど個性的なモデルは高い

一方で無骨な外観が個性的な「メルセデス・Gクラス」など、キャラクターの立っているモデルは固定ファンもいることからリセールバリューは高めです。

フェラーリやポルシェといったスポーツカー(スーパーカー)についても、それぞれの世代で個性が確立されているため、古いモデルでも値崩れは起きにくい傾向です。むしろプレミアが付き古いモデルに高額な値段が付くこともあります。

リセールバリューの低い車の特徴

リセールバリューの低い車の特徴

リセールバリューの低い車には、いくつか共通する特徴があります。

もともとの車両価格の高い車

中古車は「価格の安さ」も魅力の一つであるため、車両価格の高い車は中古車として敬遠されやすく、需要も低くなりがちです。買取業者側もある程度値段を下げないと売れないため、安く仕入れようとし、リセールバリューも低くなります。

セダンはリセールバリューが低い

ボディタイプでみると「セダン」のリセールバリューが低めです。中でも「高級セダン」はとくにリセールバリューが低くなりやすく、新車時に1000万円以上した車両が売却時には100万円~200万円程度になってしまうことも珍しくありません。

一方、「ミニバン」「SUV」「スポーツカー」などは、中古車市場でも人気のボディタイプであり、リセールバリューも比較的高めです。

モデル末期の車

「フルモデルチェンジ」があると一世代古いモデルとなるため、通常、車としての価値は大きく低下します(一部の特殊な車種は除く)。また、フルモデルチェンジほどの影響はないものの、「マイナーチェンジ」でもやや価値が下がることがあります。

不人気な車

需要の少ない車というのはリセールバリューも低くなるため、「デザインなどが不人気で嫌われていた車種」「リコールがあり悪いイメージの付いた車種」などは、リセールバリューも低くなりやすいです。

まとめ

リセールバリューのまとめ

以上、リセールバリューの低い車について紹介しました。

車を最後まで乗りつぶす予定の人であればリセールバリューはあまり意識する必要はありませんが、売却を考えている人の場合、自分の車のリセールバリューがどれくらいなのかをよく把握しておきたいところです。

なお、リセールバリューの低い車であっても、中には高く評価してくれる業者もあります。車とお店との相性もありますので、愛車の価値を十分に理解できる買取業者、ショップを見つけ出すことが大切です。

カーセンサーでは、最大30社もの買取業者に対して、簡単な操作で一括査定が行えるため便利です。多くの業者で比較し、自分の車にとってベストな売却先を探していきましょう。

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