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車を売却するならオークション代行!?メリットとデメリットをまとめてみた
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愛車を売却するときの選択肢として、ディーラーの下取りや車買取業者への売却が一般的ですが、中古車オークションに出品できることをご存じでしょうか。
本記事では、代行業者を利用して中古車オークションへ出品するメリットとデメリットについて、徹底的に解説します。
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目次
中古車オークションの仕組みと代行業者のお仕事

中古車販売店で見かける中古車のほとんどは、実は中古車オークションを経由して売買されたものです。
名前を聞いたことがあっても一般人が関わることのない中古車オークションの仕組みと、オークション代行業者のお仕事について知っておきましょう。
中古車の流通を牛耳っている中古車オークション
オートオークションとも呼ばれる中古車のオークションは、古物営業法に基づき古物市場主の許可を得た企業が運営する中古自動車のオークションのことです。
初めてオートオークションが開催されたのは1967年と古く、現在では中古車販売店に並ぶ中古車の7~8割がオークション経由だといわれています。
運営企業は、自動車メーカー系の企業のほか、JU(社団法人日本中古自動車販売協会連合会)の会員である各都道府県の商工組合を主体とした企業、地域の有力中古自動車販売業者や自動車買取業者等が設立した企業の3つに分けられます。
現在は株式会社ユー・エス・エスが運営する「USSオークション」が最大規模となっていて、約40%という圧倒的なシェアです。
オークションへの参加資格と代行業者の存在

中古車オークションは業者間の売買を仲介しているので、オークションへ参加できるのは古物許可商資格を持つ業者だけです。
愛車を車買取業者へ売却した場合のことを例にとれば、買取られた車は業者がオークションに出品し利益を上乗せした金額で競り落とされます。
そう考えると「中抜き」を減らすことができれば、愛車を高く売れると考えるのは普通です。
そこで貴方に代わってオークションに出品してくれるのが「オークション代行」で、中古車の売却だけではなく、購入にも利用することができます。
売る場合と買う場合の違いを知っておきましょう
オークション代行を利用して車を売る場合と買う場合には、少なからず違いがあります。
まず車を売る場合ですが、代行業者と相談したうえとはいえ売却価格が妥当でなければならず、一般的な買取業者と違って価格交渉の余地は少ないといえるでしょう。
一方でオークションで車を買う場合は、落札価格は中古車販売店の仕入金額(か、それに近い価格)なので、ほとんどの場合中古車屋で買うより安く手に入ります。
ただ、噂では巧妙に偽装した水没車が中古車オークションに出品されているらしいので、現車を確認できないことはデメリットになります。
車売売却でオークション代行へ依頼するメリットとは?

まずは愛車を売却するとき。オークション代行を利用するメリットについて考えてみましょう。
一つ注意が必要なのは、必ずしもメリットを享受できないケースもあることで、あくまで可能性として理解してください。
相場より高く売れる可能性がある
先ほども説明したとおり、オークションは中古車販売店の仕入場所なので、車買取業者は買った車を(利益を乗せた)卸価格でオークションに出品します。
つまり車買取業者の査定価格は、明らかにオークションへの出品価格より安く抑えられていることが分かるでしょう。
またオークションなので、希少車や人気車だと競りによって価格が吊り上がることも多く、相場より高く売れる可能性があります。
引き取り手がなさそうな車でも売れることもある

1~2社程度の車買取業者と交渉しても買取りを断られるような車であっても、オークションでは思っていた以上の価格で落札される可能性があります。
買取不可となる車は、不人気車であったり過走行・低年式であったり、何かしらの事情を抱えているはずです。
そんな車であっても数万社が参加している中古車オークションでは、欲しい業者が現れることがあります。
しつこい営業などの心配がない
愛車の売却事例でよく耳にするのが「車買取業者によるしつこい営業」ですが、オークション代行へ依頼する場合はその1社のみとの打ち合わせだけで済みます。
迷惑電話の被害者が多いのですが、少なくともオークション代行ではこのような事態は避けられます。
オークション代行を利用するデメリット

オークション代行を利用して車を売却するメリットをみていると、良いことずくめのような錯覚をしてしまうでしょう。
しかし、世の中メリットの裏にはデメリットも存在していて、ここからはオークション代行を利用するデメリットを考えてみます。
手数料や搬入手数料などが嵩むことも
オークション代行で注意しなければならないのは、各種手数料や搬送費などの費用で、下手をすると車買取業者の中抜き利益より多額になります。
オークション代行を利用すると多くの場合以下のような出費が必要ですが、車買取業者が買取価格からオークションへ出品する際の上乗せ価格(利益)は10~20%程度なので、どちらが良いのかおおよそ想像がつくでしょう。
| 代行手数料 | 30,000~50,000円 | |
| 出品料 | 10,000~30,000円 | |
| 成約料 | 10,000~30,000円 | 落札された場合のみ必要 |
| 陸送費(往路) | 10,000~30,000円 | |
| 陸送費(復路) | 10,000~30,000円 | 落札されず返却する場合に必要 |
| 再出品料 | 10,000~30,000円 | 落札されず再出品する場合に必要 |
| キャンセル料 | 0~30,000円 | 落札されず再出品しない場合に必要 |
オークション代行業者によって手数料などは異なりますが、意外と多くの費用が掛かることが分かるでしょう。
もともと買取価格が期待できないようなモデルでは、明らかにオークションの利用は損になるので「オークションの方が高く売れる」などという噂を鵜呑みにするべきではありません。
必ず売れるとは限らない

オークション代行業者を利用して出品するのは難しいことではありませんが、一つ考えておかねばならないのは「必ず落札されるわけではない」という事実です。
ちなみに事業者向けの中古車オークションでは落札率は60~80%ほどなので、意外と多くの出品車両が売れ残ることになります。
売れ残ると再出品をするかオークションへの出品を止めるかの二択になりますが、そのどちらでもオークション代行業者へ手数料が発生し、止める場合には陸送費まで必要です。
オークション代行業者にリスクがない点に注目
オークション代行業者は、愛車を売ろうとしている方の手続きを代行しているだけなので、その車が売ろうが売れまいがノーリスクなことは注意点かもしれません。
極端な話をすれば代行業者がわざと落札されないようにすれば、永遠に手数料を払い続けることになります。
また、思いもかけない安値で落札されようがオークション代行業者には手数料が入る仕組みなので、売り手としては少なからずリスクを抱えてしまうことを知っておきましょう。
これが現実なので、オークションに過度の期待をするのは厳禁です。
愛車を確実に高く売るためのコツを考えよう

中古車オークションにはメリットだけではなく大きなデメリットもあることが分かりましたが、愛車を高く売るためにはどのような道があるのでしょうか。
車を売るための選択肢のなかから、状況に合った売却方法を考えてみることにします。
オークション代行を利用したほうが良いケース

オークション代行業者へ支払う手数料などを考えると、プレミア価格につく人気車や高額車などを売る場合にはメリットがあるかもしれません。
最近は相場が落ち着いてきたとはいえ、トヨタ・ランクル300系やメルセデス・ベンツGクラスなどの人気車ならオートオークションの利用価値はあります。
ただ、それすら確実だとはいえないうえ、オークションの落札価格も本当のことを伝えられているのか分からないリスクも考えることが必要です。
少なくとも、愛車の価値を正しく理解していないようではカーオークションの利用は危険だといえるでしょう。
実は車買取業者の方が高く売れる可能性が高い事実
何度もいうように、車買取業者の多くが買取った車を中古車オークションへ出品し利益を上げています。
その一方で大手中古車販売店では仕入れのために買取りを行っており、売れる人気車であれば中古車オークションより高値で買取ってくれる可能性があります。
どちらが得かを比較するには、愛車の価値を正しく把握することが重要で、それを知らなければ買取業者であっても損をします。
車買取業者で売るならカーセンサーを活用しましょう

引用:カーセンサー
もし愛車を売却するとき、よく考えた結果最重視するポイントが「少しでも高く売りたい」という結論に達したら、1件でも多くの査定を比較することが重要です。
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カーセンサーは、大手買取業者を含めて1,000社以上と提携しているので、比較対象が多くなるのが特徴です。
一か八かのカーオークションを利用する前に、愛車の価値を知る意味でもオススメな選択肢だといえます。
まとめ

愛車を売却するときの選択肢としてメジャーではない中古車オークションを解説してきました。
実際に中古車オークションを代行業者へ依頼するには、余程の人気車種でなければデメリットが多いのは事実で、そのボーダーラインの見極めが大切になります。
とはいえ、その判断は非常に難しいのでカーセンサーを利用して相場勘を磨くのも有効な手立てです。
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